★本日の【イチオシ決算】 アルペン、カプコン、インフォMT (1月21日)
1)本日(1月21日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【アルペン <3028> 】 ★今期経常を15期ぶり最高益に97%上方修正
◆21年6月期上期(7-12月)の連結経常利益を従来予想の23.2億円→120億円に5.2倍上方修正。密を避けられるスポーツ・レジャーとしてゴルフやアウトドア用品が好調だったほか、注力領域とするスポーツアパレルの販売も伸びたことが寄与。また、在庫適正化による処分販売の減少や売価コントロールに加え、コロナ禍を契機とした経費見直しも利益を押し上げた。
併せて、通期の連結経常利益も従来予想の75億円→147億円に96.5%上方修正。増益率が30.6%増→2.6倍に拡大し、15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
予想PERが24.8倍→10.6倍に急低下し、割安感が強まった。
●サプライズな決算発表・業績修正
インフォMT <2492> ★前期経常を32%上方修正
◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の11.1億円→14.6億円に31.5%上方修正。減益率が54.9%減→40.7%減に縮小する見通しとなった。コロナ禍の影響で落ち込むと見込んでいた食品卸などからのシステム使用量が想定より伸びたことが寄与。データセンター費やソフトウエア償却費、国内出張の自粛による旅費交通費の減少も上振れに貢献した。
ISID <4812> ★前期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額
◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の102億円→115億円に12.6%上方修正。増益率が5.9%増→19.2%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ビジネスソリューション部門とコミュニケーションIT部門を中心に収益が想定より伸びたことが寄与。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の86円→92円(前の期は77円)に増額修正した。
クニミネ <5388> ★今期経常を一転9%増益に上方修正・最高益更新へ
◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の16.1億円→22.7億円に40.8%上方修正。従来の22.8%減益予想から一転して8.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。ベントナイト事業の鋳物関係で国内自動車向け需要が想定を上回るペースで回復したうえ、土木建築関係で復興関連の需要が高まったことなどが上振れの要因となる。
カプコン <9697> ★今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の255億円→300億円に17.6%上方修正。
増益率が11.1%増→30.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。デジタル販売の拡大が奏功し、新作タイトルや好採算のリピートタイトルが伸びるほか、今年3月発売予定の大型タイトル「モンスターハンターライズ」の受注が順調な滑り出しとなったことが上振れの背景。また、アミューズメント機器事業におけるモンスターハンター新機種の好調や機種の投入増加も寄与する。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→60円(前期は45円)に増額修正した。
カンセキ <9903> [JQ] ★今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額
◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の23.3億円→28億円に20.1%上方修正。増益率が41.9%増→70.4%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。巣ごもり需要の継続に加え、寒波による灯油や暖房用品の販売拡大が収益を押し上げる。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→22円(前期は12.5円)に増額修正した。
■引け後発表
◆第2四半期決算:
<1381> アクシーズ [JQ]
◆第3四半期決算:
<2411> ゲンダイ [JQ]
<2656> ベクター [JQ]
<2664> カワチ薬品
<2804> ブルドック
<4929> アジュバン
<5423> 東京製鉄
<5609> 日鋳造 [東2]
合計8社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
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