株価指数先物【寄り前コメント】引き続き2万8500円水準が支持線として意識されやすい

市況
2021年1月26日 8時04分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 28720 -60 (-0.20%)

TOPIX先物 1856.5 -1.5 (-0.08%)

シカゴ先物 28825 +45

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

25日の米国市場はNYダウが下落する一方で、S&P500、ナスダックが上昇。ディーズ米国家経済会議(NEC)委員長が民主、共和両党の議員との電話協議を行い、あらためてバイデン政権が掲げる経済対策案について課題が明らかになるなど不透明感が高まった。また、バイデン大統領はトランプ前大統領が26日に解除するとしていたブラジルや欧州からの入国制限を再導入する方針を示していることなども重荷となった。これによりNYダウは一時400ドルを超す下落場面もみられたが、引けにかけて下げ幅を縮めている。

シカゴ先物清算値は大阪比45円高の2万8825円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比10円高の2万8790円で始まり、その直後に2万8820円まで上昇。その後は2万8750円辺りでの小動きが続いていたが、米国市場の取引開始後に2万8470円まで売られる場面がみられている。ただし、引けにかけてはNYダウが値を戻すなかで下げ幅を縮めており、2万8720円で取引を終えた。

米国では経済対策案に対する不透明感が高まっているほか、VIX指数が一時26.63まで上昇する場面がみられており、神経質な相場展開になりそうだ。しかし、日経225先物はナイトセッションで2万8470円まで下落するものの、その後の切り返しによって引き続き2万8500円水準が支持線として意識されやすいだろう。決算発表が本格化するなかで商いは膨らみづらく、仕掛け的な動きに振らされやすい需給状況となろうが、売り仕掛け的に下げる場面においては押し目狙いのスタンスで対応しておきたい。

昨日のNT倍率は先物中心限月で15.39倍に低下した後に、225型のインデックス買いによって15.48倍で取引を終えている。15.50倍が足元で抵抗として意識されているが、コア銘柄の決算発表を控えていることもあり、昨日決算を発表した日本電産 <6594> の市場反応次第では、コア銘柄への押し目買い意欲が強まりやすく、NT倍率の上昇が意識されやすいだろう。

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