２７日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は６３３ドル安と大幅に５日続落
２７日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比６３３．８７ドル安の３万３０３．１７ドルと大幅に５日続落した。
米株式市場は大幅安。一部銘柄の株価は過大評価されているとの見方が浮上したほか、景気見通しの先行き不透明感も売り要因となった。この日発表された米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の声明では、経済活動の回復ペースが鈍化したとの見方を示した。決算発表を受けボーイングが値を下げたほか、アップルやアマゾン・ドット・コム、アルファベット（グーグル）といった主力ＩＴ関連株が売られた。エヌビディアやインテル、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなど半導体関連株が安く、ネットフリックスやテスラも下落した。半面、ゲームストップやＡＭＣエンターテインメントが商いを伴い急騰したことで、個人投資家の投機的な売買に対する市場の警戒感が強まった。モデルナやアメリカン航空グループ、エアビーアンドビー、ビヨンド・ミートが上昇した。
ナスダック総合株価指数は、３５５．４６７ポイント安の１万３２７０．５９８と続落した。出来高概算は、ニューヨーク市場が１７億４２５４万株だった。