東京株式(前引け)=反落、朝方に大台割れもその後は一貫して下げ渋る
28日前引けの日経平均株価は前営業日比312円15銭安の2万8323円06銭と大幅反落。前場の東証1部の売買高概算は7億591万株、売買代金概算は1兆5096億円。値上がり銘柄数は783、対して値下がり銘柄数は1289、変わらずは116銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場の急落を受けてリスクオフの売りに晒される形となり、寄り後早々に日経平均は650円を超える下げで2万8000円台を割り込んだ。ただ、主力ハイテク株が売られる一方、景気敏感株などに買いが入りその後は一貫して下げ幅を縮小する展開となった。前引け時点の日経平均は300円あまりの下げにとどまっている。前場の売買代金は1兆5000億円台と高水準だった。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が大きく値を下げ、東京エレクトロン<8035>、ソニー<6758>なども売られた。村田製作所<6981>、ルネサスエレクトロニクス<6723>なども軟調。サイバーエージェント<4751>が急落、ブイキューブ<3681>の下げも目立った。半面、ファナック<6954>が堅調、アンリツ<6754>も買いが優勢。JCRファーマ<4552>が値を飛ばした。エンプラス<6961>がストップ高に買われたほか、栄研化学<4549>、イーグル工業<6486>なども大きく上昇した。