株価指数先物【寄り前コメント】短期的には戻り売りを意識したコール売りによるプレミアム狙い

市況
2021年1月29日 8時21分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 28440 +390 (+1.39%)

TOPIX先物 1851.0 +23.5 (+1.28%)

シカゴ先物 28395 +345

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

28日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要指数が上昇。前日の大幅な下げに対する自律反発の流れとなった。新規失業保険申請件数が前週比で市場予想を上回る減少幅だったことが材料視されたほか、37.21まで急伸していたVIX指数が30.21に低下したことも安心感につながった。ただし、アップルは経営陣の慎重見通しが嫌気されているほか、ロビンフッターによる投機的な売買への規制などが伝わっており、自律反発の域にとどまっている。

シカゴ先物清算値は大阪比345円高の2万8395円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比変わらずの2万8050円で始まり、一時2万7810円まで下げる場面がみられたが、その後はじりじりと下げ幅を縮め、2万8000円~2万8050円辺りでの保ち合いに。米国市場の取引開始後は米国株高を受けてリバウンド基調を強め、2万8520円まで上昇。引けにかけてはやや伸び悩んだものの、2万8440円で取引を終えた。

シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなろう。前日の大幅調整で25日移動平均線まで下げたほか、節目の2万8000円割れでいったんはリバウンドが意識されやすいところであろう。ただし、VIX指数は低下しているが30を上回っており楽観視はできない水準である。また、指数寄与度の大きい値がさ株が指数をけん引する格好になろうが、NT倍率は足元で低下傾向にあるため資金シフトを見極める必要もある。

日経225先物は最近の支持線として意識されていた2万8500円辺りが抵抗線に変わっているため、この水準を一気に突破できないようだと、戻り売り圧力が警戒視されやすい。買い一巡後はこう着感が強まる可能性があり、短期的には戻り売りを意識したコール売りによるプレミアム狙いの売買に向かいやすいだろう。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.