TOTOが急騰で新高値、21年3月期経常を一転増益に上方修正し配当も10円増額
TOTO<5332>が前営業日比11.2%高の6440円まで上値を伸ばし、昨年来高値を更新している。1月29日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益を従来予想の295億円から370億円へ上方修正すると発表。従来の18.3%減益予想から一転して2.5%増益見通しとなり、これを好感する買いが入っている。
新型コロナウイルス感染症拡大による影響はあるものの、国内住設事業でリモデルの売り上げが堅調であることに加え、海外事業で中国と米国が好調に推移することが収益を押し上げる。併せて、今期の年間配当を従来計画の60円から70円(前期は90円)に増額修正したことも好材料視されている。なお、同時に発表した4~12月期の経常利益は前年同期比15.4%減の262億3200万円だった。