大豊工業が上げ幅を拡大、中国や北米の需要回復受け21年3月期業績予想を上方修正
大豊工業<6470>が後場上げ幅を拡大している。午後2時ごろ、21年3月期の連結業績予想について、売上高を870億円から920億円(前期比11.7%減)へ、営業利益を収支均衡から7億円(同71.0%減)へ、最終利益を1億円から3億円(同69.7%減)へ上方修正したことが好感されている。
中国や北米での需要回復により売上高が前回予想に比べて増加していることに加えて、総費用低減の取り組みによる増益効果が、設備事業の需要回復の遅れや銅など原材料価格の上昇などの減益要因を上回る見通しという。
なお、第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高662億8400万円(前年同期比14.9%減)、営業損益9億6500万円の赤字(前年同期22億3700万円の黒字)、最終損益14億2100万円の赤字(同12億8300万円の黒字)だった。