株価指数先物【引け後コメント】日経225型優位の展開からNT倍率は先物中心限月で一時15.36倍まで上昇

市況
2021年2月1日 17時48分

大阪3月限

日経225先物 28140 +570 (+2.06%)

TOPIX先物 1834.0 +30.0 (+1.66%)

日経225先物(3月限)は前日比570円高の2万8140円で取引を終了。寄り付きは2万7670円とシカゴ先物(2万7780円)を下回って始まり、現物の寄り付き直前につけた2万7580円を安値に切り返しをみせ、現物の寄り付き後早い段階で2万7900円を回復。後場に入るとグローベックスの米株先物が上昇に転じるなかで2万8000円を回復し、引けにかけてさらに上げ幅を広げ2万8140円とこの日の高値で取引を終えている。

指数寄与度の大きいソフトバンクグループ <9984> 、ファーストリテイリング <9983> 、エムスリー <2413> 、東京エレクトロン <8035>日経平均株価をけん引する形だったこともあり、日経225型の買いが指数を押し上げた形であった。これによりNT倍率は先物中心限月で一時15.36倍まで上昇している。ただし、15.50倍の高値水準から先週の調整で25日移動平均線レベル(15.24倍)水準まで低下していたこともあり、自律反発が意識されやすいところであろう。5日移動平均線が15.36倍辺りに位置しているため、明日以降、これを明確に上放れてくるかを見極めたい。

また、グローベックスの米株先物ではNYダウが200ドル高程度で推移している。米国で金融システム混乱の一因とされるロビンフッダーによる一部銘柄への資金集中について、売買制限の銘柄数を減らしたと伝わっていることもあり、市場は落ち着きをみせてくる可能性がある。その場合には米国でクオリティ株を見直す動きが強まる展開も想定されよう。強いリバウンドをみせてくるようであれば、日経225も2万8000円~2万8500円辺りのレンジ推移を回復してくることが意識されそうで、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)といった動きに向かわせよう。

手口面では、日経225先物はABNアムロが2980枚、ソジェンが810枚程度の売り越しに対して、野村が1200枚、クレディスイスが1050枚、ドイツが1050枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はBofAが2180枚程度の売り越しに対して、野村が1670枚、ドイツが1380枚、クレディスイスが1240枚程度の買い越しだった。野村はレバETFに絡んだ調整買い、クレディスイスはショートカバーの売買とみられる。

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