レーザーテックは売り買い交錯、マスクブランクス検査装置好調で今6月期業績予想を大幅増額
レーザーテック<6920>は売り買い交錯、1万4000円台前半で強弱感を対立させている。同社はマスクブランクス検査装置を主力とする半導体製造装置メーカーだが、5G関連投資やデータセンター増設需要などを背景とした世界的な半導体需要の拡大を追い風に、ニッチ分野における独占的な商品シェアで収益拡大を加速させている。1日取引終了後に21年6月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の170億円から200億円(前期比33%増)に大幅増額しており、過去最高利益予想が更に上乗せされる格好となった。また、好業績を背景に株主還元にも前向きで、今期配当についても従来計画の49円から55円に増額した。ただ以前から注目度が高く、事前に好業績を織り込んでいたこともあって足もとで利益確定売り圧力も顕在化している。