荏原実業が急反発、20年12月期業績は大幅上振れ着地で配当も増額
荏原実業<6328>が4日ぶりに急反発している。1日の取引終了後、20年12月期の連結経常利益を従来予想の29億5000万円(前の期比36.0%増)から33億6000万円(同54.9%増)へ上方修正し、従来の2期ぶりの最高益予想を更に上乗せしたことが好材料視されている。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、陰圧装置など感染症対策製品の需要が想定以上の水準で推移したことに加え、水処理セグメントを中心に利益率が上昇したことが上振れの要因となった。業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の100円から110円(前の期は60円)に増額修正しており、これも好感されている。