概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料

市況
2021年2月3日 9時30分

【ブラジル】ボベスパ指数 118233.81 +0.61%

2日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比716.24ポイント高(+0.61%)の118233.81で取引を終了した。117519.2から119805.2まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅を縮小させた。通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、海外市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、資源大手の下落などが指数の上値を抑えた。また、足元での景気悪化なども引き続き嫌気された。

【ロシア】MICEX指数 3291.14 +0.43%

2日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比69.11ポイント高(+2.10%)の3360.25で取引を終了した。3321.70から3366.13まで上昇した。

高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の上昇が好感され、ロシア市場にもリスク・オンのムードが広がった。また、原油価格の上昇もウエートの高い資源銘柄の買い手掛かり。ほかに、新型コロナウイルスワクチンの生産が加速していることが改めて好感された。

【インド】SENSEX指数 49797.72 +2.46%

2日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1197.11ポイント高(+2.46%)の49797.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同366.65ポイント高(+2.57%)の14647.85で取引を終えた。

高く寄り付いた後は狭いレンジでも見合った。海外市場の上昇を受け、インド市場にもリスク・オンムードが広がった。また、歳出の増加発表も好感された。財務省が1日に発表した2021年度(21年4月~22年3月)の予算案では、歳出予定額は前年度比で14.5%増となった。中でもインフラやヘルス関連の財政支出が大幅に増加された。

【中国本土】上海総合指数 3533.68 +0.81%

2日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比28.40ポイント高(+0.81%)の3533.68ポイントと続伸した。

前日の好地合いを継ぐ流れ。中央銀行の中国人民銀行が連日で資金供給する中、資金ひっ迫懸念の後退が投資家心理を上向かせている。人民銀行が朝方に実施した公開市場操作(レポ)では、リバースレポ取引を通じて800億人民元が市中に供給されている。満期到来分との差引では、780億人民元の供給超だった。供給超は3営業日連続となる。人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は2日、前日に続き急低下し、約2週ぶりの水準に落ち着いた。また、中国国内で1日に確認された新型コロナウイルス新規感染者数が30人にとどまり、約1カ月ぶりの低水準だったことも買い安心感につながっている。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.