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株価指数先物【寄り前コメント】利食い先行も、ヘッジ対応の先物買いで底堅い展開に

市況
2021年2月10日 8時17分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 29400 -100 (-0.33%)

TOPIX先物 1923.0 -5.0 (-0.25%)

シカゴ先物 29410 -90

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

9日の米国市場はNYダウ、S&P500が小幅に下落する一方で、ナスダックが続伸した。S&P500業種別指数では、エネルギーや自動車など景気敏感セクターを中心に利益確定の流れが優勢。一方、バイデン大統領が経済対策案への支持を高めることを狙い、大手企業のCEOと会合を開くと伝わったことなどを背景に、経済対策案の早期成立に対する期待が下支え要因となった。

シカゴ先物清算値は大阪比90円安の2万9410円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比30円安の2万9470円で始まり、開始直後には2万9500円と前日と変わらずの水準まで戻したが、その後はじり安基調となり一時2万9350円まで下落する場面がみられた。ただし、米国市場の取引開始後はこう着感の強い相場展開から概ね2万9400円~2万9450円辺りでもみ合い、結局2万9400円で取引を終えた。

本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形から利食い先行となり、2万9500円辺りでの狭いレンジ取引が続きそうだ。VIX指数は小幅に上昇しているとはいえ、ボトム圏での推移であり、リスク選好の流れ自体は続いている。そのため、引き続き下値の堅さは意識されやすいが、祝日を控えて急ピッチの上昇に対する利益確定の動きも想定されよう。週末にはオプションSQを控えていることもありポジションは大きく傾けづらく、短期的な売買が中心になりやすい。

ただし、リスク選好の流れにおいて祝日を前に海外勢などがオーダー執行を早める可能性があるほか、ヘッジ対応で先物買いを進める動きも考えられる。そのため、調整が強まる場面においては、短期的な上昇を狙ったロングスタンスとなろう。NT倍率は先物中心限月でテクニカル的にトレンドが転換しやすい水準に位置している。景気敏感セクターの戻り一巡感に対して、ハイテクセクターの調整一巡感が強まっていることにより、NT倍率の上昇をやや想定しておきたい。

株探ニュース

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