12日の株式相場見通し=一進一退か、米株高安まちまちで方向感欠く
12日の東京株式市場は、方向感の定まりにくい展開となりそうだ。前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開となり、半導体関連株などが買いを集めハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発し、わずかながら過去最高値を更新したが、NYダウは一部の景気敏感株への利食い圧力が反映され小反落となった。祝日明けとなった12日の東京市場では、直近の日経平均が4日続伸し1200円以上水準を切り上げていることや、きょうが週末ということもあって、積極的に上値を買い進む動きは見込みにくい。一方、下値では押し目買いニーズも強く、前日終値を挟んで一進一退の展開が予想される。
11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比7ドル10セント安の3万1430ドル70セントと小幅反落。ナスダック総合株価指数は同53.240ポイント高の1万4025.774だった。
日程面では、きょうは2月のオプションSQ算出日にあたる。海外では、ロシア中銀の金融政策決定会合、2月の米消費者信頼感指数(速報値・ミシガン大学調査)など。なお、中国、香港、台湾、韓国、シンガポールなどアジア株市場は休場。