話題株ピックアップ【昼刊】:MTG、ネクストーン、パークシャ

注目
2021年2月12日 11時43分

■MTG <7806>  1,745円  +300 円 (+20.8%) ストップ高買い気配   11:30現在

MTG<7806>がストップ高カイ気配となっている。同社は「シックスパッド」や「リファ」など健康美容機器を開発販売しており、コロナ禍での巣ごもり需要を捉えて足もとの業績は好調を極めている。10日取引終了後に発表した21年9月期第1四半期(20年10~12月)決算は、売上高が前年同期比18%増の109億4100万円、営業損益は14億700万円の黒字(前年同期は2億2500万円の赤字)と急回復を示した。営業損益は通期ベースで14億円を計画しており、第1四半期時点でこれを超過する結果となった。これがポジティブサプライズとなり、上値余地を見込んだ投資資金の買い攻勢を誘発している。

■ヒラノテクシード <6245>  2,802円  +434 円 (+18.3%)  11:30現在

10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は3倍増益」が好感された。

ヒラノテクシード <6245> [東証2] が2月10日大引け後(15:15)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比56.8%減の13.1億円に大きく落ち込み、通期計画の20億円に対する進捗率は65.7%にとどまったものの、5年平均の63.1%を上回った。

⇒⇒ヒラノテクシードの詳しい業績推移表を見る

■NexTone <7094>  3,345円  +479 円 (+16.7%) 一時ストップ高   11:30現在

10日に決算を発表。「今期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。

NexTone <7094> [東証M] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比59.8%増の4億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の3.8億円→5億円(前期は2.9億円)に31.6%上方修正し、増益率が28.8%増→69.5%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

⇒⇒NexToneの詳しい業績推移表を見る

■パークシャ <3993>  3,880円  +550 円 (+16.5%)  11:30現在

10日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地」が好感された。

PKSHA Technology <3993> [東証M] が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の2.3億円に急拡大し、通期計画の7億円に対する進捗率は33.7%に達し、3年平均の23.9%も上回った。

⇒⇒パークシャの詳しい業績推移表を見る

■アンビスHD <7071>  7,220円  +1,000 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在

10日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は69%増益で着地」が好感された。

アンビスホールディングス <7071> [JQ] が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比69.2%増の7.9億円に拡大した。

⇒⇒アンビスHDの詳しい業績推移表を見る

■荏原実業 <6328>  4,620円  +500 円 (+12.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位

10日に決算を発表。「今期経常は7%増で2期連続最高益、30円増配へ」が好感された。

荏原実業 <6328> が2月10日大引け後(17:00)に決算を発表。20年12月期の連結経常利益は前の期比55.0%増の33.6億円に拡大し、21年12月期も前期比7.0%増の36億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

⇒⇒荏原実業の詳しい業績推移表を見る

■学研ホールディングス <9470>  1,912円  +193 円 (+11.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位

10日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は63%増益で着地」が好感された。

学研ホールディングス <9470> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比63.5%増の17.5億円に拡大し、通期計画の57億円に対する進捗率は30.9%に達し、5年平均の10.8%も上回った。

⇒⇒学研ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■フェローテク <6890>  1,878円  +187 円 (+11.1%)  11:30現在

フェローテックホールディングス<6890>は急反発。10日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を850億円から890億円(前期比9.1%増)へ、営業利益を65億円から90億円(同49.7%増)へ、純利益を15億円から70億円(同3.9倍)へ上方修正、あわせて期末配当予想を12円から14円へ引き上げたことが好感されている。半導体メーカーの高水準の設備稼働率や設備投資回復に伴う半導体製造装置市場の拡大基調継続により、半導体マテリアル製品の受注が堅調に推移していることや、5G基地局の光通信用デバイス向け及びPCR検査装置などの医療検査機器向けのサーモモジュール製品の需要が引き続き堅調に推移していることが要因。また、半導体ウエーハ事業3社の損益が持ち分法による投資損益に計上されることになったことも寄与する。なお、年間配当は26円(従来予想24円)となり、前期実績にに対しては2円の増配になる予定だ。

■大建工業 <7905>  2,050円  +195 円 (+10.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

10日に決算を発表。「今期経常を一転4%増益に上方修正、配当も10円増額」が好感された。

大建工業 <7905> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.9%減の69.7億円となった。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の60円→70円(前期は70円)に増額修正した。

⇒⇒大建工業の詳しい業績推移表を見る

■ジャフコ グループ <8595>  6,670円  +630 円 (+10.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位

ジャフコ グループ<8595>が急反発し昨年来高値を更新している。10日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を700万株(発行済み株数の22.6%)、または350億円としており、取得期間は21年2月12日から22年2月11日まで。

■河合楽器製作所 <7952>  3,435円  +305 円 (+9.7%)  11:30現在

河合楽器製作所<7952>は5連騰している。10日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を630億円から655億円(前期比8.1%減)へ、営業利益を10億円から24億円(同18.9%減)へ、最終損益を5億円の赤字から9億円の黒字(同41.8%減)へ上方修正したことが好感されている。各国の外出制限や営業自粛の影響により、楽器教育事業は期初で落ち込みが発生したが、ピアノ販売の回復が進むとともに、巣ごもり需要でデジタルピアノ販売が想定よりも好調に推移していることが要因。また、素材加工事業で自動車関連部品及び半導体関連部品の受注の復調が見られることも寄与する。なお、未定としていた期末一括配当は55円(前期55円)を予定している。同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高470億4600万円(前年同期比12.2%減)、営業利益18億1600万円(同33.8%減)、最終利益6億5600万円(同67.1%減)だった。

■日通システム <4013>  3,180円  +249 円 (+8.5%)  11:30現在

10日に決算を発表。「今期経常は62%増で4期連続最高益更新へ」が好感された。

日通システム <4013> [東証M] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期の連結経常利益は前の期比11.3%増の5.1億円に伸び、21年12月期も前期比61.8%増の8.2億円に拡大を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。

⇒⇒日通システムの詳しい業績推移表を見る

■フリー <4478>  11,370円  +850 円 (+8.1%)  11:30現在

10日に決算を発表。「上期経常が赤字縮小で着地・10-12月期も赤字縮小」が好感された。

フリー <4478> [東証M] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常損益は7.1億円の赤字(前年同期は13.3億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

⇒⇒フリーの詳しい業績推移表を見る

■アスコット <3264>  286円  +21 円 (+7.9%)  11:30現在

アスコット<3264>が商いを大きく膨らませ続急伸、一時12%高と気を吐いた。同社は首都圏で小型物件を中心とするマンション開発を手掛ける。中国平安保険の傘下でSBIグループなどからも資本参加を受けている。同社が12日取引終了後に発表した21年9月期第1四半期(20年10~12月)の決算は不動産開発事業で複数の分譲マンションや戸建て1戸の売却を収益に反映させ、営業利益が前年同期比3.2倍の8億9700万円と急拡大しており、これを材料視する形で短期資金の攻勢が加速した。低位株ということもあって個人投資家などの参戦が活発であり、上値は1月29日に上ヒゲでつけた高値309円を視界に置いている。

■ミツバ <7280>  613円  +100 円 (+19.5%) ストップ高買い気配   11:30現在

ミツバ<7280>はストップ高カイ気配。同社は10日取引終了後に、21年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前期比29.7%減の60億円(従来予想は6億円)に引き上げた。売上高見通しも同12.2%減の2670億円(従来予想は2630億円)に上方修正した。世界最大の自動車市場である中国での売り上げが堅調に推移しているほか、日本や欧米での販売が回復していることが主な要因。また、利益面では固定費の変動費化や品質不具合対応費用の抑制に努めたことが寄与した。

■APHD <3175>  506円  +80 円 (+18.8%) ストップ高買い気配   11:30現在

エー・ピーホールディングス<3175>がストップ高の506円水準でカイ気配となっている。10日の取引終了後、オイシックス・ラ・大地<3182>と資本・業務提携を行うと発表しており、これが好感されている。APHDは新型コロナウイルスの感染拡大の影響から業績が悪化し債務超過に陥っているが、オイシックスの支援により業績改善を図るほか、オイシックスの販路・製造工場を活用した収益性向上を図るという。払込期日を2月26日とする第三者割当増資により290万4100株を実施し、APHDの米山久社長に234万2000株、オイシックスに56万2100株を割り当てる。第三者割当増資後のオイシックスの持ち株割合は5.56%となる。同時に、りそな銀行や日本政策投資銀行が出資する投資ファンドなどに優先株も発行する。なお、調達資金約24億3000万円は、借入金の返済や店舗設備投資、運転資金などに当てる方針だ。

■アライドアーキテクツ <6081>  647円  +100 円 (+18.3%) ストップ高   11:30現在

アライドアーキテクツ<6081>がストップ高の647円水準でカイ気配となっている。10日の取引終了後に発表した20年12月期連結決算で営業利益が従来予想を上回ったことに加えて、21年12月期業績予想で売上高46億2000万円(前期比10.2%増)、営業利益4億円(同33.9%増)と大幅増益を見込むことが好感されている。企業のマーケティング活動でデジタルトランスフォーメーション(DX)が急激に加速していることを受けて、同社の手掛けるマーケティングDX支援事業は需要が拡大しており、その流れをダイレクトに受けるSaaS事業、ソリューション事業の国内2事業には追い風となる可能性があるという。

■松尾電機 <6969>  569円  +80 円 (+16.4%) ストップ高買い気配   11:30現在

松尾電機<6969>が急動意、カイ気配スタートで400円台後半のもみ合いを一気に上放れ、上値追い態勢に入った。同社はタンタルを主力とする大手コンデンサーメーカーで自動車用を主力しており、回路保護素子も手掛けている。足もとの業績は急改善傾向を示しており、10日取引終了後に発表した20年4~12月期決算は営業損益が1億3100万円の黒字(前期は2700万円の赤字)と黒字転換を果たした。これを受けて21年3月期業績予想も修正しており、営業利益は従来予想の1億円から1億8000万円に大幅増額したことで、これを評価する買いが集中した。

●ストップ高銘柄

クルーズ <2138>  2,070円  +400 円 (+24.0%) ストップ高   11:30現在

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

ブロードバンドタワー <3776>  305円  -80 円 (-20.8%) ストップ安売り気配   11:30現在

ログリー <6579>  2,273円  -500 円 (-18.0%) ストップ安売り気配   11:30現在

AI inside <4488>  57,700円  -10,000 円 (-14.8%) ストップ安   11:30現在

以上、3銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.