話題株ピックアップ【夕刊】(1):パークシャ、ネクストーン、フリー

注目
2021年2月12日 15時16分

■ヒラノテクシード <6245>  2,868円  +500 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値

10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は3倍増益」が好感された。

ヒラノテクシード <6245> [東証2] が2月10日大引け後(15:15)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比56.8%減の13.1億円に大きく落ち込み、通期計画の20億円に対する進捗率は65.7%にとどまったものの、5年平均の63.1%を上回った。

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■MTG <7806>  1,745円  +300 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値

MTG<7806>がストップ高。同社は「シックスパッド」や「リファ」など健康美容機器を開発販売しており、コロナ禍での巣ごもり需要を捉えて足もとの業績は好調を極めている。10日取引終了後に発表した21年9月期第1四半期(20年10~12月)決算は、売上高が前年同期比18%増の109億4100万円、営業損益は14億700万円の黒字(前年同期は2億2500万円の赤字)と急回復を示した。営業損益は通期ベースで14億円を計画しており、第1四半期時点でこれを超過する結果となった。これがポジティブサプライズとなり、上値余地を見込んだ投資資金の買い攻勢を誘発した。

■パークシャ <3993>  3,930円  +600 円 (+18.0%)  本日終値

PKSHA Technology<3993>は5連騰し昨年来高値を更新。10日の取引終了後に発表した第1四半期(20年10~12月)連結決算が、売上高21億3000万円(前年同期比14.8%増)、営業利益2億5900万円(同2.4倍)、純利益1億1900万円(同73.9%増)と大幅増益となったことが好感された。アルゴリズムソリューションの新規案件受注の増加や各種ライセンスの販売が拡大したことに加えて、駐車場機器ソリューションの販売が堅調だったことが要因としている。また、前年同期に計上したアイテック買収に関連する一過性の費用がなくなったことも寄与した。なお、21年9月期通期業績予想は、売上高90億~100億円(前期比21.7~35.3%増)、営業利益7億6000万円(同19.7%増)、純利益3億5000万~4億5000万円(同74.3~80.0%減)の従来見通しを据え置いている。

■NexTone <7094>  3,370円  +504 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値

NexTone<7094>がストップ高。同社は10日取引終了後に、21年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前期比63.9%増の5億円(従来予想は3億8000万円)に引き上げた。売上高見通しも同38.1%増の60億円(従来予想は55億9200万円)に上方修正した。ストリーミング音楽配信市場の拡大や動画配信サービス市場の伸長、大型タイトルのリリースなどから管理楽曲数・取扱原盤数が順調に拡大したことで、著作権使用料の徴収及びデジタルコンテンツディストリビューション業務の原盤使用料が好調に推移。コロナ禍における新たなエンターテインメントサービスのサポートとして有観客・無観客ライブやドライブインコンサートでの映像配信、生ライブ配信サービスにおける権利処理コンサルティングなどを開始したことも寄与した。

■荏原実業 <6328>  4,815円  +695 円 (+16.9%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位

荏原実業<6328>が大幅高で、上場来高値を更新した。同社は10日取引終了後に、21年12月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比5.8%増の34億円としていることや、年間配当計画を前期比30円増配の140円としていることが好感されたようだ。売上高は同9.1%増の330億円を見込んでいる。多発する自然災害に備え、雨水排水・耐震化・遠隔監視などの需要の高まりや、更新期を迎えた上下水道設備の取り替え需要などから事業環境は比較的堅調に推移するとみている。

■アンビスHD <7071>  7,220円  +1,000 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

アンビスホールディングス<7071>はストップ高の7220円に買われ、連日で昨年来高値を更新した。10日の取引終了後に発表した第1四半期(20年10~12月)連結決算が、売上高31億6800万円(前年同期比61.1%増)、営業利益7億2100万円(同46.8%増)、純利益5億5800万円(同69.3%増)と大幅増益となったことが好感された。期初計画通り4施設の新規開設と1施設の増床を実施し、前年同期比で22施設から33施設に増加したことが牽引した、また、新規開設の稼働率が好調であったことや、増員体制を継続しつつ稼働率に合せた人員管理を行ったことも寄与した。なお、21年9月期通期業績予想は、2月1日に発表した修正値の売上高144億1700万円(前期比57.1%増)、営業利益26億1900万円(同39.5%増)、純利益18億5700万円(同49.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■フリー <4478>  12,040円  +1,520 円 (+14.5%)  本日終値

10日に決算を発表。「上期経常が赤字縮小で着地・10-12月期も赤字縮小」が好感された。

フリー <4478> [東証M] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常損益は7.1億円の赤字(前年同期は13.3億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

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■日通システム <4013>  3,320円  +389 円 (+13.3%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常は62%増で4期連続最高益更新へ」が好感された。

日通システム <4013> [東証M] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期の連結経常利益は前の期比11.3%増の5.1億円に伸び、21年12月期も前期比61.8%増の8.2億円に拡大を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。

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■河合楽器製作所 <7952>  3,525円  +395 円 (+12.6%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

河合楽器製作所<7952>は5連騰。10日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を630億円から655億円(前期比8.1%減)へ、営業利益を10億円から24億円(同18.9%減)へ、最終損益を5億円の赤字から9億円の黒字(同41.8%減)へ上方修正したことが好感された。各国の外出制限や営業自粛の影響により、楽器教育事業は期初で落ち込みが発生したが、ピアノ販売の回復が進むとともに、巣ごもり需要でデジタルピアノ販売が想定よりも好調に推移していることが要因。また、素材加工事業で自動車関連部品及び半導体関連部品の受注の復調が見られることも寄与する。なお、未定としていた期末一括配当は55円(前期55円)を予定している。同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高470億4600万円(前年同期比12.2%減)、営業利益18億1600万円(同33.8%減)、最終利益6億5600万円(同67.1%減)だった。

■ジャフコ グループ <8595>  6,740円  +700 円 (+11.6%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

ジャフコ グループ<8595>が急反発し昨年来高値を更新。10日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を700万株(発行済み株数の22.6%)、または350億円としており、取得期間は21年2月12日から22年2月11日まで。

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