話題株ピックアップ【夕刊】(2):フェローテク、リンナイ、IBJ

注目
2021年2月12日 15時24分

■アトラエ <6194>  3,490円  +360 円 (+11.5%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

10日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は41%増益で着地」が好感された。

アトラエ <6194> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期非連結比41.1%増の2.7億円に拡大し、通期計画の4.9億円に対する進捗率は56.7%に達し、4年平均の24.7%も上回った。

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■アスコット <3264>  295円  +30 円 (+11.3%)  本日終値

アスコット<3264>が商いを大きく膨らませ続急伸、一時15%高と気を吐いた。同社は首都圏で小型物件を中心とするマンション開発を手掛ける。中国平安保険の傘下でSBIグループなどからも資本参加を受けている。同社が12日取引終了後に発表した21年9月期第1四半期(20年10~12月)の決算は不動産開発事業で複数の分譲マンションや戸建て1戸の売却を収益に反映させ、営業利益が前年同期比3.2倍の8億9700万円と急拡大しており、これを材料視する形で短期資金の攻勢が加速した。低位株ということもあって個人投資家などの参戦が活発であり、上値は1月29日に上ヒゲでつけた高値309円を視界に置いている。

■学研ホールディングス <9470>  1,893円  +174 円 (+10.1%)  本日終値

学研ホールディングス<9470>が急伸。10日の取引終了後に発表した第1四半期(20年10~12月)連結決算が、売上高357億6600万円(前年同期比3.0%増)、営業利益19億2900万円(同67.8%増)、純利益9億4600万円(同91.5%増)と大幅な営業増益となったことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響で、家庭学習の需要増から学習参考書や児童書の販売が引き続き好調なほか、小学館アカデミーを事業譲受したことが業績を牽引した。また、塾ではWebプロモーションへのシフトによる効率化や、医学看護では看護師向けeラーニングの契約病院数が引き続き伸長したことなども寄与した。なお、21年9月期通期業績予想は、売上高1460億円(前期比1.7%増)、営業利益56億円(同10.3%増)、純利益28億円(同20.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■フェローテク <6890>  1,859円  +168 円 (+9.9%)  本日終値

フェローテックホールディングス<6890>は急反発し一時、前日比330円(19.5%)高の2021円に買われた。10日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を850億円から890億円(前期比9.1%増)へ、営業利益を65億円から90億円(同49.7%増)へ、純利益を15億円から70億円(同3.9倍)へ上方修正、あわせて期末配当予想を12円から14円へ引き上げたことが好感された。半導体メーカーの高水準の設備稼働率や設備投資回復に伴う半導体製造装置市場の拡大基調継続により、半導体マテリアル製品の受注が堅調に推移していることや、5G基地局の光通信用デバイス向け及びPCR検査装置などの医療検査機器向けのサーモモジュール製品の需要が引き続き堅調に推移していることが要因。また、半導体ウエーハ事業3社の損益が持ち分法による投資損益に計上されることになったことも寄与する。なお、年間配当は26円(従来予想24円)となり、前期実績にに対しては2円の増配になる予定だ。

■大建工業 <7905>  2,033円  +178 円 (+9.6%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常を一転4%増益に上方修正、配当も10円増額」が好感された。

大建工業 <7905> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.9%減の69.7億円となった。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の60円→70円(前期は70円)に増額修正した。

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■SBSホールディングス <2384>  2,822円  +245 円 (+9.5%)  本日終値

SBSホールディングス<2384>が後場に入り急上昇。午後1時ごろに発表した21年12月期の連結業績予想で、売上高3800億円(前期比47.7%増)、営業利益150億円(同36.8%増)、純利益84億円(同23.0%増)と大幅増益を見込み、年間配当予想を前期比8円増の43円を予定していることが好感された。物流事業で需要が旺盛な生活必需品やネット通販の取り込みを図ることや、20年11月に子会社化したSBS東芝ロジスティクスが今期から新規連結化されることに加えて、物流不動産の流動化などが業績拡大に貢献する見通し。なお、20年12月期決算は、売上高2571億9200万円(前の期比0.6%増)、営業利益109億6000万円(同7.7%増)、純利益68億2600万円(同12.3%増)だった。

■リンナイ <5947>  12,120円  +960 円 (+8.6%)  本日終値

リンナイ<5947>が3連騰。10日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を3250億円から3400億円(前期比0.1%減)へ、営業利益を320億円から385億円(同11.8%増)へ、純利益を215億円から257億円(同19.2%増)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響から業績の縮小を見込んでいたが、日本や海外各国の巣ごもり需要の高まりにより、高付加価値商品のガスコンロや給湯機器の販売が伸長したことに加え、堅調なアメリカをはじめとして海外各国での想定を超える回復があり、従来予想を上回る見込みという。なお、同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高2455億600万円(前年同期比2.5%減)、営業利益277億8100万円(同13.6%増)、純利益193億4200万円(同26.0%増)だった。

■IBJ <6071>  1,095円  +77 円 (+7.6%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常は30%増益へ」が好感された。

IBJ <6071> が2月10日大引け後(15:45)に決算を発表。20年12月期の連結経常利益は前の期比35.3%減の15.1億円に落ち込んだが、21年12月期は前期比29.5%増の19.6億円にV字回復する見通しとなった。

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■エン・ジャパン <4849>  3,580円  +240 円 (+7.2%)  本日終値

10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は9%増益」が好感された。

エン・ジャパン <4849> が2月10日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比37.0%減の51.5億円に落ち込んだが、通期計画の62.6億円に対する進捗率は82.3%に達し、5年平均の77.9%も上回った。

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■イーレックス <9517>  1,837円  +119 円 (+6.9%)  本日終値

10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は61%増益」が好感された。

イーレックス <9517> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.8%増の69.2億円となり、通期計画の84.6億円に対する進捗率は81.8%に達し、5年平均の67.3%も上回った。

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