NY株式:米国株式相場は上昇、ワクチンや追加経済対策成立期待高まる

市況
2021年2月13日 8時01分

ダウ平均は27.70ドル高の31458.40ドル、ナスダックは69.70ポイント高の14095.47で取引を終了した。

2月のミシガン大消費者マインド指数が予想外に低下したことや3連休前の利益確定売りが優勢となり寄り付き後、下落した。ただ、下院歳入委員会が1400ドルの個人向け現金給付を柱とする5935億ドル規模の家計支援策を可決しバイデン政権の追加経済対策成立期待が高まったほか、大統領が製薬大手ファイザー、モデルナと新型コロナワクチンの追加供給契約し全国民の接種分を確保したと発表したことなどが下支えとなり引けにかけ上昇に転じた。主要株式指数は史上最高値を更新し終了。セクター別ではエネルギーや銀行が上昇した一方で、耐久消費財・アパレルが下落した。

医薬品のボシュ・ヘルス(BHC)は証券取引委員会への情報開示により著名投資家のカール・アイカーン氏による7.8%株式保有が明らかになり上昇。金融のJPモルガン・チェース(JPM)やゴールドマン・サックス(GS)は金利の上昇を受けて業績拡大期待に買われた。インテル(INTC)などの半導体株は供給懸念で上昇。一方、前日引け後に決算を発表したエンターティメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、1株利益が予想に反して黒字を確保、動画配信ディズニー+の有料会員数も予想を上回る伸びとなったが、パークが前年比減益となったほかアナリストの目標株価引き下げが嫌気され下落した。オンライン旅行会社のエクスペディア(EXPE)は、予想を下回る決算が嫌気され下落。

日米欧の先進7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁はテレビ電話会議を行い初参加したイエレン財務長官は大規模な財政政策による回復支援拡大の重要性を訴えた。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

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