株価指数先物【寄り前コメント】過熱警戒も3万円を支持線とした底堅さを意識

市況
2021年2月16日 8時23分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 30230 +130 (+0.43%)

TOPIX先物 1964.5 +7.0 (+0.35%)

15日の米国市場はプレジデントデー(ワシントン誕生日)の祝日で休場。しかし、そのなかでもグローベックスの米株先物は堅調。NYダウ先物が190ドル程度上昇したほか、S&P500、ナスダック100についても上昇している。英国では1500万人に1回目のワクチン接種が完了したことを受けて、FT100指数が2%を超える上昇となった。

日経225先物のナイトセッションは日中比40円高の3万140円で始まると、開始直後に3万50円まで下げる場面がみられたものの、3万円接近では底堅さが意識され、その後は切り返す展開に。午前1時過ぎには一時3万280円まで上げ幅を広げており、その後は3万200円を上回って推移し、3万230円で取引を終えた。

本日は買い先行の展開が見込まれ、3万円を支持線とした底堅さが意識されやすい。米国市場が祝日だったため、海外勢のフローは限られるとみられるが、欧州市場の上昇が支援材料になりそうだ。また、世界保健機関(WHO)は、英アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認したと報じられており、経済活動の本格的な回復への期待が押し目買いに向かわせよう。

3万円の大台回復によって過熱感は警戒されやすくなるが、昨日の先物手口では日経225先物、TOPIX先物いずれも米系証券による大量買いが目立っていた。祝日前のヘッジ対応に伴う先回り的な買いの可能性があるとしても、グローベックスの米株先物の強い上昇などからは買い意欲は強そうだ。過熱警戒から短期的にショートを仕掛けてくる場面では、ショートカバーを狙ったスタンスで臨みたい。

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