東競馬は大幅高で5000円台回復、21年12月期も2ケタ増益で連続増配へ
東京都競馬<9672>が大幅反発し、昨年12月14日以来の5000円台を回復している。15日の取引終了後に発表した20年12月期の連結経常利益は前の期比40.8%増の112億8000万円に拡大して着地。続く21年12月期も前期比11.9%増の126億2000万円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しを示したことが好感されている。
今期は公営競技事業で前期好調だったインターネット馬券購入システム「SPAT4」の賃貸料が引き続き増加するほか、「東京サマーランド」を運営する遊園地事業では新型コロナウイルス感染拡大前の7割の水準まで売り上げの回復を見込む。併せて、前期の年間配当を50円から55円(前の期は50円)に増額し、今期も前期比5円増の60円に増配する方針としており、これも好材料視されているようだ。