セーラーが急反騰、21年12月期業績予想は4期ぶり営業黒字見込む
セーラー万年筆<7992>が急反騰、一時27.1%高の314円に買われた。前週末19日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高56億3000万円(前期比17.3%増)、営業利益1億500万円と発表し、4期ぶりに営業黒字に浮上する見通しとなったことが好感されているようだ。
主力の文具事業では、万年筆及び万年筆用インクの販売が国内外で好調を維持しており、販売力の拡大や付加価値向上を目指すという。またロボット機器事業では、同社が手掛ける射出成形機用取出ロボットについて、新型コロナウイルス感染症対策に関連した医療機器業界、地球温暖化対策関連業界へのアプローチを強化していくとしている。
なお、同時に発表した20年12月期決算は、売上高47億9800万円(前の期比9.9%減)、営業損益7500万円の赤字(前の期2100万円の赤字)だった。