AI関連株に物色の広がり、コロナ禍で企業のAI導入の動きを後押し
サイジニア<6031>がストップ高となる300円高は1328円でカイ気配に張り付いているほか、ブレインパッド<3655>、SREホールディングス<2980>、デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>、FRONTEO<2158>など人工知能(AI)関連に位置づけられる銘柄群に投資資金が流れ込んでいる。今月中旬以降ブレインPなど代表的なAI関連株が人気化し、その資金の流れが横に広がってきた。市場では「新型コロナウイルスの感染拡大を契機に製造業を中心にAIを活用する動きが活発化している。営業面などでリモート導入が進んでいるが、AIによる合理的なサポートが人的負担を低め企業の収益性を高めるとの見方が浸透し始めている」(中堅証券ストラテジスト)という。AI関連は株価的にも日柄調整を経て売りがこなれている銘柄が多く、手掛けやすさもあるようだ。