株価指数先物【寄り前コメント】ギャップスタートから3万円を固める展開に

市況
2021年2月25日 8時08分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 30100 +460 (+1.55%)

TOPIX先物 1928.0 +26.0 (+1.36%)

シカゴ先物 30060 +420

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

24日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は上院に続き下院での議会証言において、緩和政策を継続する姿勢を改めて示したことが材料視された。長期金利の上昇が一服し、足元で利益確定の売りに押されていた半導体株を見直す動きも見られた。また、米製薬大手ジョンソン&ジョンソンが開発した新型コロナワクチンについて、米食品医薬品局(FDA)のスタッフが効果的と判断したと伝わったことも、経済活動の正常化期待に繋がったようだ。

シカゴ先物清算値は大阪比420円高の3万60円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比50円高の2万9690円で始まり、取引開始直後につけた2万9680円を安値にリバウンド基調が強まった。2万9900円を回復し、いったんは利食いに押される場面もあったものの、米国市場の取引開始後は再び強含み、引けにかけて一時3万110円まで上昇すると、高値圏である3万100円で取引を終えた。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好で、本日はギャップスタートで始まり前日の下落分を吸収することになろう。そのため、短期筋のショートカバーを交えての上昇が見込まれるほか、指数寄与度の大きい値がさ株の影響も加わり、値幅が出やすくなりそうだ。加えて、NT倍率は先物中心限月で連日での最高値更新が見込まれる。

また、VIX指数は上昇して始まったが、その後は米国市場の強い流れを受けて低下しており、21.34で終えている。VIX指数については25日移動平均線(23.77)が上値抵抗線として意識されている状況であり、この抵抗線を明確に上放れてくるまではショートは避けたいところだろう。

買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はあるが、これまで同様、大きく調整する場面では買いの好機といった見方に向かいやすく、ショートは仕掛けづらくなったと見ておきたい。引き続き3万円を固める値動きとなろう。

株探ニュース

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