荏原実業は朝安後に切り返す、AI制御搭載した蓄電池を発売へ
荏原実業<6328>は朝安後に切り返し、6日ぶりに反発に転じた。子会社の荏原実業パワーが25日の取引終了後、東京電力グループのエナジーゲートウェイ(東京都港区)が提供する「蓄電池AI最適制御システム」を搭載した蓄電池「EJ1-HB蓄電システム」を今春から発売開始すると発表しており、これが好感されているようだ。
同蓄電池は、家庭内の電力消費状況や太陽光の発電量情報、蓄電池の残量などを、荏原実業パワーの通信ユニットを介してエナジーゲートウェイが提供するクラウドプラットフォームにアップロードし、独自のAIアルゴリズムを用いることで、家庭ごとに最適な充放電制御を可能にするという。両社は今後、VPP(仮想発電所)関連市場での活用も視野に入れ、温室効果ガス削減に貢献する製品やサービスの提供を進めていくとしている。