話題株ピックアップ【昼刊】:メルカリ、マネックスG、BASE

注目
2021年3月2日 11時41分

■セレス <3696>  4,190円  +465 円 (+12.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

セレス<3696>は寄り付きカイ気配スタートで大幅高に切り返す動き。同社は国内最大級のスマートフォン向けポイントサイトを運営し広告収入を収益の柱としているが、暗号資産分野にも積極的に踏み込んでいる。1日取引終了後、ブロックチェーン技術のコンサルティングを手掛けるHashPort(東京都港区)と資本・業務提携することを発表、これを手掛かり材料に投資資金が流入した。セレスは今回の提携により、新規取り扱いを開始する暗号資産を増加させ、一段と暗号資産・ブロックチェーン関連事業を推進していく方針を示しており、業容拡大に対する思惑が株価を強く刺激している。

■メルカリ <4385>  5,550円  +290 円 (+5.5%)  11:30現在

メルカリ<4385>に物色人気集中。同社は1日取引終了後、中国電子商取引最大手アリババ集団のECサイトやフリマアプリでの越境販売を開始することを発表、これが株価を押し上げる材料となっている。また、越境EC事業を手掛けるBEENOS<3328>と協力することも併せて発表しており、BEENOSもカイ気配スタートで急騰している。

■マネックスグループ <8698>  919円  +43 円 (+4.9%)  11:30現在

マネックスグループ<8698>が大商いで一時11%高の972円と急反騰したほか、株価が低位に位置するリミックスポイント<3825>が22%強の上昇で186円まで上値を伸ばすなどビットコイン関連株の一角に短期筋の攻勢が再び活発化している。ビットコイン価格は2月末に4万3000ドル近辺まで急落したが、足もとは再上昇に転じ前日の取引では4万8000ドル台を回復した。ビットコインについてはバブル的な色彩が強いと指摘する声が多い一方で、機関投資家からのアプローチが引き続き活発。「米大手金融会社が暗号資産のトレーディングに前向きな姿勢をみせ、これが思惑を呼んでいる」(中堅証券ストラテジスト)という。これを背景に東京市場でも、関連銘柄に波状的な買いを誘導している。

■BASE <4477>  10,870円  +310 円 (+2.9%)  11:30現在

BASE<4477>が大幅高で3日ぶりに反発している。1日の取引終了後、運営するネットショップ作成サービス「BASE」のスマートフォンからネットショップのデザインが簡単にカスタマイズできる「ショップデザイン機能」に、3種類の新パーツを追加したと発表しており、これが好材料視されている。今回追加されたのは、「動画パーツ」「地図パーツ」「画像とテキスト(左右)パーツ」の3種類のパーツ。これにより「BASE」加盟店は、ネットショップに動画やテイクアウトに便利な地図の挿入などが可能となり、利便性向上による加盟店の拡大が期待されている。

■ワークマン <7564>  7,630円  -310 円 (-3.9%)  11:30現在

ワークマン<7564>が3日続落している。1日の取引終了後に発表した2月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比3.7%減と41カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。春物新商品のワーキングウェアやトレーニングウェア、アスレシューズなどが売り上げを伸ばしたほか、春物商戦の順調な立ち上がりが見られたものの、月を通じて気温が高く例年、売り上げ比率が高い防寒衣料やウインドブレーカーなどが低調に推移した。また、前年がうるう年のため営業日が1日少ない影響もあった。なお、全店売上高は同2.4%増だった。

■クスリアオキ <3549>  8,300円  -180 円 (-2.1%)  11:30現在

クスリのアオキホールディングス<3549>が反落している。1日の取引終了後に発表した2月度の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比15.4%減と7カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気されている。客単価は同7.2%増と伸長したものの、客数が同21.1%減と大きく落ち込んだ。

■ファーストリテイリング <9983>  106,750円  -1,100 円 (-1.0%)  11:30現在

ファーストリテイリング<9983>は朝方に続伸し、初の11万円台乗せを達成し上場来高値を更新したが、その後は日経平均と歩調を合わせて軟化しマイナス圏に沈んでいる。全体相場は、取引開始直後は前日の欧米株高を引き継ぎリスクを取る動きが活発だったが、その後は日経平均の上値が重くなり、先物を絡めたインデックス売りを浴び水準を切り下げた。同社株は日経平均寄与度の最も高い値がさ株で、この影響が直接反映される格好となっている。午前11時20分現在で日経平均のマイナス寄与度トップとなっている。

■KeePer技研 <6036>  2,051円  -3 円 (-0.2%)  11:30現在

KeePer技研<6036>がしっかり。1日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比43.7%増と大幅な増収となり、10カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。各店舗とも新車へのコーティング需要が高まっているほか、昨年6月に導入した「新Web予約システム」も大きく貢献したという。

■ヒマラヤ <7514>  1,062円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

ヒマラヤ<7514>がストップ高。1日の取引終了後、21年8月期の連結業績予想について、売上高を588億円から610億円(前期比5.7%増)へ、営業利益を5億5000万円から13億7000万円(前期4億8700万円の赤字)へ、最終利益を2億7200万円から9億円(同7億8900万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。上期において、コロナ禍のもと「新しい生活様式」への親和性が高いとされるゴルフ、アウトドアが好調に推移したことや、気温の低下や降雪に恵まれた年になったことなどが要因。また、下期にはそれぞれのスポーツで「新しい生活様式」への適応が進み、全体として回復に向かうと見込んでいることも寄与する。

■プロパティエージェント <3464>  1,863円  +140 円 (+8.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

プロパティエージェント<3464>が3日ぶりに急反発し、昨年来高値を更新した。1日の取引終了後、東京都新宿区と文京区にある販売用不動産2件を売却したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。売却先は都内の法人で、売却価格は非開示としているが、2件合わせて20年3月期売上高(226億7400万円)の10%以上に相当する額としている。

■カラダノート <4014>  1,829円  +124 円 (+7.3%)  11:30現在

カラダノート<4014>が続伸している。1日の取引終了後、子育て世代の住み替え需要をサポートする新サービス「かぞくのおうち」をリリースしたと発表しており、これが好感されている。「かぞくのおうち」は、出産や育児などのライフスタイルの変化に伴う、住宅の住み替えを検討するユーザーを対象に、希望の地域で展開する住宅企業を効率的に紹介、情報収集ができるサービス。「物件を下げしている都道府県」「メールアドレス」の2点を入力するだけで住みたい地域の住宅会社を紹介する簡単な申し込みステップなどが特徴という。

■ナノキャリア <4571>  352円  +20 円 (+6.0%)  11:30現在

ナノキャリア<4571>が反発している。午前9時30分ごろ、イスラエルの創薬会社VBLセラピューティクス社から国内開発販売権を取得した遺伝子治療製品「VB-111」に関して、VBL社が米国で実施中の再発悪性神経膠芽腫(rGBM)を対象とした医師主導第2相臨床試験で投与を開始したと発表しており、これが好感されている。「VB-111」に関しては、VBL社が米国を中心にプラチナ抵抗性卵巣がん及び大腸がんを対象とした開発も進めているほか、ナノキャリアがプラチナ抵抗性卵巣がんを対象とした第3相臨床試験に日本が参画するための治験計画届を昨年11月26日に医薬品医療機器総合機構に提出しており、現在は国内の治験実施施設での手続きが進んでいるという。なお、同件による21年3月期業績への影響はないとしている。

■ギグワークス <2375>  3,390円  +190 円 (+5.9%)  11:30現在

ギグワークス<2375>は4連騰と上げ足を加速し、上場来高値を更新した。法人向けIT支援サービスやエンジニア派遣・コールセンターコンサルを主力展開するが、業務領域は多岐にわたり、企業の旺盛なデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を取り込むことに成功している。21年10月期営業利益は前期比2割増となる12億円予想と業績高成長が続き、先月下旬には3月末の株主を対象に1株を3株に株式分割することを発表しており、権利取り狙いの買いも誘っている。

■NCS&A <9709>  508円  +25 円 (+5.2%)  11:30現在

NCS&A<9709>が大幅続伸。1日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を6億5000万円から7億5000万円(前期比16.3%減)へ、純利益を6億円から7億3000万円(同35.6%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を12円から15円へ引き上げたことが好感されている。売上高は従来予想の195億円(同13.0%減)に据え置いた。新型コロナウイルス感染症拡大の悪影響が続いているが、各事業の需要に応じた柔軟な人材配置による採算性の向上やテレワークの本格導入に伴うコスト削減などで利益を押し上げる。

■エムアップ <3661>  2,484円  +89 円 (+3.7%)  11:30現在

エムアップホールディングス<3661>が大幅高で4日ぶりに反発している。1日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を10万株(発行済み株数の1.11%)、または2億円としており、取得期間は3月5日から4月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすることや株主還元の拡充及び資本効率の向上のためとしている。

●ストップ高銘柄

日本銀行 <8301>  40,000円  +7,000 円 (+21.2%) ストップ高   11:30現在

ビットワングループ <2338>  542円  +80 円 (+17.3%) ストップ高   11:30現在

フレンドリー <8209>  554円  +80 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

サンデンHD <6444>  383円  -80 円 (-17.3%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.