ダイハツデは異彩の8連騰、PBR0.3倍台でESG重視がポイントに
ダイハツディーゼル<6023>が8連騰と気を吐いている。株価は5日移動平均線をサポートラインに徐々に上値追いが加速している。船舶用発電エンジンを手掛け、コージェネレーション分野のノウハウも高い。同社は地球環境問題を経営上の最重要課題の一つに掲げており、ESGへの取り組みに重点を置いている。足もとの業績は不振ながらこれは新型コロナウイルスの影響によるグローバル物流の停滞が背景にあり、一過性とみられる。財務面はしっかりしており、21年3月期は営業赤字の可能性があるものの15円配当を継続する見通し。PBR0.3倍台と極めて割安圏に放置されていることで、継続的な実需買を呼び込んでいる。