株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は75日移動平均線まで低下

市況
2021年3月5日 12時09分

日経225先物は11時30分時点、前日比560円安の2万8420円(-1.93%)前後で推移している。寄り付きは2万8820円とシカゴ先物清算値(2万8900円)を下回って始まると、寄り付きを高値に下落幅を広げており、現物の寄り付き後早い段階で2万8500円を割り込んだ。その後は2万8500円を挟んで保ち合う場面もみられたものの、前場半ばには再び下へのバイアスが強まり、一時2万8300円をつける展開となっている。

パウエル・ショックといった形で、米長期金利の上昇を嫌気したポジション圧縮の流れが強まっている。連日の大幅下落によりヘッジ対応の先物売りが膨らんでおり、押し目を拾う流れにも向かいづらい。これによりNT倍率は先物中心限月で15.18倍と、75日移動平均線まで低下している。この水準からは、いったんNTショートによるクローズも意識されてくる可能性は想定しておきたい。

なお、前引けのTOPIXは1.09%の下落のため、日銀によるETF買い入れも期待されるが、昨日同様の購入金額では戻り待ちの売り圧力を吸収するには厳しい状況と考えられる。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.