東京株式（寄り付き）＝買い先行、米株高を受け切り返し局面に
週明け８日の東京株式市場は買い先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比３４３円高の２万９２０８円と反発。
前週末の米国株市場ではＮＹダウ、ナスダック総合指数ともに４日ぶりに切り返しに転じた。注目された２月の米雇用統計は雇用者数が市場コンセンサスを大幅に上回った。これに大型の追加景気対策や新型コロナワクチン普及による思惑が加わり、景気敏感株中心に買いを集めており、このリスクオフ巻き戻しの動きが東京市場にも波及している。一方、米長期金利上昇への警戒感も根強い。前週末に米１０年債利回りが１．６％台に再浮上したことで米株市場も波乱含みの動きとなる場面もあった。東京市場でも引き続き米長期金利を意識して安定感にかける地合いが予想される。