トビラシステが大幅反落、第1四半期好決算も材料出尽くし感
トビラシステムズ<4441>が大幅反落している。10日の取引終了後に発表した第1四半期(20年11月~21年1月)単独決算は、売上高3億3500万円(前年同期比23.9%増)、営業利益1億2300万円(同22.7%増)と大幅増益となった。主力の迷惑情報フィルタ事業が順調に売り上げを伸ばしたほか、20年3月末にサービスを開始したクラウド型IP電話「トビラフォン Cloud」の販売増加に注力したことも寄与した。
ただ、10日の一部報道で好業績が伝えられたこともあり、決算発表で目先の材料出尽くし感が強まった。なお、21年10月期通期業績予想は、売上高14億1000万円(前期比14.2%増)、営業利益5億1700万円(同3.7%増)の従来見通しを据え置いている。