高周波は一時20%高で1年2か月ぶり昨年来高値更新、PBR0.3倍弱と超割安
日本高周波鋼業<5476>が急動意、一時20%を超える上昇で昨年1月24日につけた昨年来高値444円を一気に上回り新高値圏に浮上した。ベアリング用鋼など特殊鋼メーカーで21年3月期は営業赤字見通しにあるが、株価的には織り込みが進んでいる。売り上げは今期が底になる可能性が高く、緊急収益改善委員会を設置して固定費削減、設備投資抑制、帰休実施などの合理化に取り組んでいることで、売上高回復局面では加速度的に損益改善が進む可能性がある。急騰後でもPBRが0.3倍近辺と超割安圏に放置されており、バリュー株の側面から依然として水準訂正余地が大きい。