海運株が軒並み高、景気敏感のバリュー株人気象徴し業種別値上がり率トップに
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手3社や、明治海運<9115>、共栄タンカー<9130>など海運株が軒並み値を飛ばしている。東証1部の業種別値上がり率では33業種中で「海運」がトップとなっている。米国や中国などの景気回復を背景にグローバル物流の担い手である同セクターへの見直しが進んでいる。コンテナ船市況が改善しているほか、ばら積み船の運賃市況動向を表すバルチック海運指数も昨年9月以来半年ぶりの高値水準にあることから、水準訂正狙いの買いが活発化。低PBR銘柄の宝庫でもあり、機関投資家によるバリュー株シフトの動きも株価に押し上げ効果をもたらしている。
最終更新日:2021年03月15日 11時48分