<動意株・16日>(前引け)=明治海運、ナガオカ、ユーグレナ

材料
2021年3月16日 11時34分

明治海運<9115>=続急伸。ここ海運株への買いが顕著で、きょうも業種別騰落率で「海運」は2%を超える上昇をみせ東証1部33業種中でトップとなっている。そのなか、比較的出遅れている同社株の上げ足が目立つ。同社の21年3月期業績は営業利益段階で65%減益見通しと厳しいが、株価面では織り込みが進んでいる。最近はコンテナ船市況の高騰と合わせ、ばら積み船市況も上昇基調を強めており、タンカーやばら積み船の中長期貸船を手掛ける同社に追い風が強い。また、ホテル事業を営んでいることからアフターコロナを見込んだ収益環境の改善を見込んだ買いを誘っている。

ナガオカ<6239>=大幅反発。15日の取引終了後、中国子会社の那賀設備がスクリーン・インターナルの大口受注を獲得したと発表したことが材料視されている。中国では新規プラント設備への投資が回復しており、今回建設が決定した新規プロピレン・プラントにスクリーン・インターナルが採用された。受注金額は3500万元(約5億円)で、契約納期は22年2月としている。なお同社では、今回の受注を受けて他の案件も含めた生産計画を見直すとし、これに伴い21年6月期の通期業績予想に修正の必要が生じた場合は、速やかに公表するとしている。

ユーグレナ<2931>=急騰。微細藻類ミドリムシを活用した健康食品や化粧品を展開するほか、ミドリムシ由来のバイオジェット燃料開発に傾注しておりマーケットの注目度が高い。15日取引終了後、待望のバイオジェット燃料がついに完成し、年内にも航空運送事業者への販売をスタートさせる方向で最終調整を進めていくことを発表した。バイオジェット燃料の商業化により業績の赤字脱却から飛躍が見込めるとの思惑が投資資金を呼び込む形となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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