注目銘柄ダイジェスト(前場):ユーグレナ、三井ハイテク、セキュアヴェなど

市況
2021年3月16日 11時51分

パーク24<4666>:2239円(+25円)

続伸。前日に第1四半期決算を発表、経常損益は47億円の赤字となっている。会社計画である28億円の赤字は下振れたものの、ほぼ市場想定通りの着地となる形に。国内での緊急事態宣言再発出などで売上が落ち込んだが、コスト削減などは順調に進展のもよう。緊急事態宣言解除による今後の業績回復が期待される中、想定内の赤字幅にとどまったことで、あく抜け感も強まる展開に。

しまむら<8227>:10990円(+230円)

一時大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の309億円から380億円、前期比65.4%増に引き上げている。すでに第3四半期の時点で通期計画を上回っていたほか、足元の堅調な既存店動向も明らかになっていたため、上方修正自体は想定線とみられるが、12-2月期も高い増益ペースを維持する形になっており、ポジティブな反応が優勢に。新型コロナの影響軽減による新年度業績への期待も先行へ。

ユーグレナ<2931>:1245円(+245円)

急伸。実証実験を進めてきたミドリムシ由来のバイオジェット燃料が完成したと発表している。これまでは車や船舶などに供給してきたが、21年内にも航空運送事業者にバイオジェット燃料を供給していく。足元では横浜市の実証プラントでバイオ燃料製造しているが、25年には2000倍の生産能力をもつバイオ燃料の商用プラントを建設する予定。稼働前に原料調達から燃料販売先までの供給網の構築を急ぐようだ。

荏原製<6361>:4510円(+270円)

大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も3400円から6000円に引き上げている。CMP装置の受注が想定を上回るペースで伸長しており、とりわけ、TSMC向けのシェアが高いとみられることで、積極的な設備投資の恩恵を受けると予想している。また、ASMLが独占しているEUV露光装置向け真空ポンプ排気システムの受注も期待できるとの見方。精密・電子事業の高い成長性を積極評価へ。

三井ハイテク<6966>:4090円(+360円)

急反発。前日に21年1月期の決算を発表、営業利益は37.9億円となり、従来計画の26億円を大きく上回る着地になっている。前期は0.2億円であった。自動車向けリードフレームや電動車向けモーターコアの売上が増加しているようだ。期末配当金も9円の計画から18円に引き上げている。22年1月期も47億円で同24.0%増益の予想、年間配当金も21円から27円に引き上げる計画としている。想定以上の好業績としてポジティブサプライズに。

セキュアヴェ<3042>:740円(+55円)

大幅に続伸。31日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上と投資家層の拡大を図る。株式分割に伴い、定款を一部変更して発行可能株式総数を780万株から1560万株に引き上げる。同社株が前日に急伸して一時200日移動平均線を突破したことも投資家の買い意欲を刺激しているようだ。

コマースワン<4496>:5400円(+350円)

大幅に反発。31日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。株式の投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家層の拡大を図り、流動性を高めることが目的。また、定款を一部変更して発行可能株式総数を1444万6800株から2889万3600株に増やす。同社株は11日に直近安値(4630円)を付けており、株式分割を契機に押し目買いも入っているようだ。

キムラ<7461>:551円(+28円)

大幅に5日続伸。21年3月期の営業利益を従来予想の16.00億円から21.30億円(前期実績15.90億円)に上方修正している。小売事業で巣ごもり需要の高まりやペット専門店の新規出店があったことに加え、降雪量が比較的少なく来店客の減少が抑えられ、利益が拡大する見通し。期末配当は従来予想の10.00円から12.00円(前期末実績10.00円)に増額修正した。創業20周年の記念配当2.00円を加えた。

《ST》

提供:フィスコ

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