海運株の上昇際立つ、バルチック海運指数が1年半ぶりの高値水準に急騰
日本郵船<9101>、 商船三井<9104>、 川崎汽船<9107> の海運大手3社がいずれも大きく上昇しているほか、NSユナイテッド海運<9110>、明治海運<9115>なども大幅高に買われており、業種別上昇率で「海運」は東証1部33業種中で断トツとなっている。ワクチンの普及を背景に新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかり、世界経済回復への思惑が強まっている。グローバル物流の活発化で海運セクターの収益機会が高まるとの思惑が継続的な買いを誘導している。そのなか、コンテナ船市況の高騰に加えて、ばら積み船運賃も急上昇傾向にある。バルチック海運指数はここにきて上げ足が一気に加速、前週末時点で2281まで切り上げており、これは2019年9月以来1年半ぶりの高い水準となった。