ソフトバンクGは売買代金断トツで強弱観対立、“日銀ETFショック”の余韻引きずる
ソフトバンクグループ<9984>が下落歩調にある。前日まで4日連続安で1万円台を割り込んだ水準で推移していたが、きょうは朝方こそ値ごろ感からの押し目買いでリバウンドに転じ一時1万円大台を回復したもののその後は、売り板が厚く値を消す展開を余儀なくされている。市場では「日銀のETF買い入れ手法の変更で、日経平均連動型の値がさ株には不利な状況となっている。ここファーストリテイリング<9983>が大きく株価を下落させ日経平均の急落を助長した。ソフトバンクGもファストリテほどではないが、株式需給面でネガティブに作用している」(中堅証券ストラテジスト)という。ただ、1万円台を割り込んだ水準では買い需要も強く、足もとでは前日終値近辺で売り買いを交錯させている。また、全上場企業のなかで売買代金は2位以下を大きく引き離しトップとなっている。