理想科学が大幅反発、21年3月期業績予想の上方修正と自社株消却発表を好感
理想科学工業<6413>が大幅高で3日ぶりに反発している。23日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を665億円から677億円(前期比13.3%減)へ、営業利益を10億円から13億5000万円(同46.9%減)へ、純利益を5億円から7億円(同2.5%増)へ上方修正したことが好感されている。
新型コロナウイルス感染症の影響は今後も継続すると想定しているものの、従来予想よりも第4四半期の収益向上を見込んでいることが要因としている。なお、想定為替レートは、1ドル=105円、1ユーロ=123円としている。
また同時に、3月31日付で240万6332株(発行済み株数の5.07%)の自社株を消却すると発表しており、これも好材料視されているようだ。