東京株式(前引け)=反発、景気敏感株中心に押し目買い
25日前引けの日経平均株価は前営業日比303円75銭高の2万8709円27銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億4012万株、売買代金概算は1兆3526億7000万円。値上がり銘柄数は1828、対して値下がり銘柄数は310、変わらずは54銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、景気敏感株を中心に自律反発狙いの買いが優勢となり、日経平均は前引け段階で300円あまりの上昇をみせた。前日までの4日続落でこの間に1800円以上の下落をみせていたことから値ごろ感が意識され、押し目買いを誘導した。全体の8割以上の銘柄が上昇しているが、前日の米国株市場でハイテク株が売られたこともあり半導体関連などハイテク株には安い銘柄も散見される。業種別には非鉄や鉄鋼株のほか建設株などへの買いが目立つ。
個別では、キーエンス<6861>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。ファナック<6954>、SMC<6273>も買われた。日立製作所<6501>も上昇した。わかもと製薬<4512>が大きく切り返し、日本アジア投資<8518>が大幅高、日本アジアグループ<3751>も値を上げた。山陽特殊製鋼<5481>も高い。半面、ソフトバンクグループ<9984>の下値模索が続いているほか、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体関連なども安い。ダントーホールディングス<5337>が急反落、日野自動車<7205>も安い。