出前館は急反落、費用増で第2四半期は営業赤字拡大
出前館<2484>が急反落している。同社は26日取引終了後に、21年8月期第2四半期累計(20年9月~21年2月)の連結決算を発表。営業損益が83億8700万円の赤字(前年同期は9億8900万円の赤字)となったことがネガティブ視されているようだ。
売上高は前年同期比2.7倍の104億6400万円となった。シェアリングデリバリーのエリア拡大を積極的に進めたことで、加盟店舗数やユーザー数が増加し、オーダー数が伸びたことが寄与した。半面、販管費や広告宣伝費、人件費、売上原価の増加が利益面に影響。また、事業環境の先行きなどを踏まえ、システムなど固定資産で10億8300万円の減損損失を計上したことで、最終損益は96億1000万円の赤字(前年同期は9億400万円の赤字)となった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。