本日注目すべき【好決算】銘柄 日電硝、技研製、象印 (1日大引け後 発表分)

注目
2021年4月2日 7時01分

1日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

日電硝 <5214>   ★今期経常を30%上方修正

◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の200億円→260億円に30.0%上方修正。増益率が4.7%増→36.1%増に拡大する見通しとなった。薄型パネルディスプレー(FPD)用ガラスの旺盛な需要が継続するほか、ガラスファイバーも自動車部品向けを中心に出荷が伸びることが寄与。FPD用ガラスの生産性改善に加え、円安による為替差益の発生も利益を押し上げる。

技研製 <6289>   ★上期経常を71%上方修正

◆21年8月期上期(20年9月-21年2月)の連結経常利益を従来予想の13億円→22.2億円に70.8%上方修正。減益率が48.7%減→12.3%減に縮小する見通しとなった。海外向け製品の販売時期が前倒しとなり、売上高が計画を上回ったことが寄与。圧入工事事業における原価低減に加え、コスト削減を進めたことも上振れに貢献した。

象印 <7965>   ★12-2月期(1Q)経常は15%増益・上期計画を超過

◆21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比15.4%増の35.9億円に伸びて着地。巣ごもり需要の拡大を背景に、調理家電製品や生活家電製品の販売が伸びたことが寄与。販管費を抑制したことも増益につながった。

上期計画の32億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

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