話題株ピックアップ【夕刊】(2):技研製、、ITメディア、東エレク

注目
2021年4月2日 15時16分

■技研製作所 <6289>  5,200円  +205 円 (+4.1%)  本日終値

技研製作所<6289>が続伸。1日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(20年9月~21年2月)連結業績について、売上高が128億円から132億9300万円(前年同期比8.1%減)へ、営業利益が13億円から21億6900万円(同12.9%減)へ、純利益が8億円から14億4600万円(同14.3%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。海外向け製品の販売時期が早まったことに加えて、圧入工事事業で効率化が進展し原価の低減が図られたことや、「ペーパーレス・通勤レス・出張レス・オフィスレス・社宅(転勤)レス」を推進しコスト削減に取り組んだことが寄与した。

■日本電気硝子 <5214>  2,641円  +101 円 (+4.0%)  本日終値

日本電気硝子<5214>が大幅高で3日ぶりに反発。1日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を2600億円から2700億円(前期比11.2%増)へ、営業利益を200億円から220億円(同24.6%増)へ、純利益を155億円から160億円(同4.9%増)へ上方修正したことが好感された。旺盛な需要の継続を背景に、足もとで薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスの想定を上回る出荷が続いていることに加えて、自動車部品向けを中心にガラスファイバの出荷が増加していることが要因。また、FPD用ガラスの生産性改善効果なども利益を押し上げるとしている。

■アイティメディア <2148>  1,976円  +63 円 (+3.3%)  本日終値

アイティメディア<2148>が3日続伸。1日の取引終了後、集計中の21年3月期の連結業績について、売上高を66億円から68億5000万円(前の期比29.8%増)へ、営業利益を19億円から20億円(同70.6%増)へ、純利益を12億円から12億5000万円(同60.3%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。第4四半期に入り、企業のマーケティング活動のオンラインシフトが想定を上回って推移したことが売上高・利益の増加に結びついたとしている。

■ワークマン <7564>  8,130円  +250 円 (+3.2%)  本日終値

ワークマン<7564>が反発。1日の取引終了後に発表した月次前年比速報で、3月の既存店売上高が前年同月比11.3%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。気温の上昇に伴い、Tシャツやトレーニングウエア、ジョギングに対応したアスレシューズなどアウトドア・スポーツ向けの商品が好調に推移したほか、女性衣料では、リラクシングウエアのワンピースやボトムスなどが伸びた。なお、チェーン全店売上高は前年同月比17.9%増だった。

■東京エレクトロン <8035>  50,450円  +1,470 円 (+3.0%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連や、SUMCO<3436>、信越化学工業<4063>など半導体素材メーカーが軒並み上値を伸ばす展開となった。前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.7%高と急伸するなど、同関連株への物色人気が加速している。バイデン政権が成長戦略として打ち出す巨額のインフラ投資計画では半導体のサプライチェーン強化が盛り込まれていることや、半導体受託生産の世界最大手TSMCが3年間で約11兆円の設備投資を計画していることなどが、強力な追い風材料となっている。

■片倉工業 <3001>  1,486円  +37 円 (+2.6%)  本日終値

片倉工業<3001>が反発し、年初来高値を更新した。投資ファンドのオアシス・マネジメントが1日付で関東財務局に提出した変更報告書で、オアシスの同社株式保有比率が7.92%から10.0%に増加したことが判明した。これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。なお、保有目的はポートフォリオ投資および重要提案行為としている。報告義務発生日は3月25日。

■FRONTEO <2158>  854円  +19 円 (+2.3%)  本日終値

FRONTEO<2158>が4日続伸と上値指向を鮮明としている。同社は人工知能(AI)技術をバックボーンに電子データ収集や分析リーガルテック事業を主力展開するほか、近年はその高度な技術力をライフサイエンス分野にも拡張して新境地を開拓している。1日取引終了後、人工知能を活用した特許調査支援システム「Patent Explorer」に新機能を追加したことを発表。旧バージョンにはない散布図を使用した解析を導入したことで効率性を高めた。これが足もとの株高を後押しする刺激材料となっている。株価はテクニカル的にも13週・26週移動平均線のゴールデンクロスがきょうにも達成される見込みにあり、一段の上値を見込んだ買いを誘っている。

■野村総合研究所 <4307>  3,510円  +65 円 (+1.9%)  本日終値

野村総合研究所 <4307> が3日続伸。2日付の日本経済新聞朝刊で「野村総合研究所の2021年1~3月期の連結営業利益は前年同期比14%増1の240億円前後だったようだ」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、同期間としては8年連続の最高益となったという。小売りや物流業界などからデジタルトランスフォーメーション(DX)関連のシステム受注が好調だったほか、海外でも新型コロナウイルスまん延で悪化していた豪子会社の採算が改善したという。正式発表は4月27日を予定している。

■前田工繊 <7821>  3,395円  +60 円 (+1.8%)  本日終値

前田工繊<7821>が3日ぶりに反発。1日の取引終了後、従来中間・期末各10円を予定していた21年9月期の配当について、各11円に引き上げると発表しており、これが好感された。これにより、年間配当は22円(従来予想20円)となり、前期実績に対しては2円の増配となる予定だ。

■INPEX <1605>  774円  +11 円 (+1.4%)  本日終値

INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が高い。1日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が前日比2.29ドル高の1バレル=61.45ドルと上昇した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどからなる「OPECプラス」は1日、段階的な増産を決定したがWTI価格は上昇した。1日に発表された米3月ISM製造業景況感指数が1983年以来の水準となるなど、米景気回復は順調でありOPECプラスによる増産の影響はカバーできるとの見方が出ている。

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