話題株ピックアップ【夕刊】(3):子育て支援関連、テクポイント、KeePer

注目
2021年4月2日 15時22分

■勤次郎 <4013>  2,934円  +36 円 (+1.2%)  本日終値

勤次郎<4013>が続伸。1日の取引終了後、東京証券取引所が2日付で同社株を貸借銘柄に選定すると発表。これを受けて、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが先行したようだ。また、日本証券金融も2日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

■KeePer技研 <6036>  2,200円  -239 円 (-9.8%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

KeePer技研<6036>が急落。1日の取引終了後に発表した3月度既存店売上高が前年同月比29.5%増と11カ月連続で前年実績を上回ったが、2月の伸び率(同43.7%増)から鈍化していることが嫌気されたようだ。3月は、春の嵐による大雨の影響が響き、洗車に訪れる顧客やリピーターの買い控えにつながったほか、世界的な半導体不足が続き車の製造と納車が大幅に遅れていることも要因としている。なお、全店の売上高は同35.2%増だった。

■レーサム <8890>  852円  -47 円 (-5.2%)  本日終値

1日に業績修正を発表。「非開示だった前期経常は91%減益、未定だった配当は41円減配」が嫌気された。

レーサム <8890> [JQ] が4月1日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前の期比90.8%減の11億円に落ち込む見通しと発表した。

⇒⇒レーサムの詳しい業績推移表を見る

■JPホールディングス <2749>  325円  +44 円 (+15.7%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

JPホールディングス<2749>が急騰。1日、菅首相が子育て政策などについて一元的に取り組む「こども庁」の創設に関し、自民党内で具体的な検討を進めるよう指示したことが複数のメディアを通じて伝わっており、これを受けて子育て支援関連株が脚光を浴びている。幼児活動研究会<2152>がストップ高に買われたほか、JPHDやポピンズホールディングス<7358>、global bridge HOLDINGS<6557>、テノ.ホールディングス<7037>、SERIOホールディングス<6567>、Kids Smile Holdings<7084>などに思惑的な買いが向かった。また、3月に新規上場した出産・育児向け情報メディア運営などを手掛けるベビーカレンダー<7363>も、ストップ高水準となる前日比1500円高の1万50円まで上昇した。

■小野測器 <6858>  606円  +57 円 (+10.4%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位

小野測器<6858>が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社はきょう、高分解能・高応答な計測が可能で、化石燃料では不要だった耐腐食性能が求められるアルコール混合燃料にも対応した新型流量検出器「FPシリーズ」を開発したと発表。カーボンニュートラルの実現に向けて、自動車のエンジン開発の現場ではエネルギー効率を最大限に高めるため、微小な燃料流量の変化をとらえる高分解能な計測、更にはエンジン始動・停止時の短い時間で急激に変化する燃料消費量をセンシングできる高応答な計測が求められている。同社によると、今回開発した新型流量検出器「FPシリーズ」と小型密度計「FD-5110」、及びデジタル流量計「FM-3100」を組み合わせることで、エンジンに投入するエネルギー量をリアルタイムで算出することが可能になり、次世代エンジンのエネルギー効率向上に貢献できるとしている。

■エーアイ <4388>  2,208円  +185 円 (+9.1%)  本日終値

エーアイ<4388>が急反発。同社は1日、自社の音声合成エンジン「AITalk」がベネッセホールディングス<9783>の「進研ゼミ 中学講座」に採用されたことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。採用されたのは、「進研ゼミ 中学講座」が4月から展開するタブレット学習を中心とした「ハイブリッドスタイル」の中学1・2年生向けの学習教材「デジタルチャレンジ」。同社は同教材内で数学・国語・理科・社会の先生の声に起用された声優の収録音声から、「AITalk CustomVoice」によるオリジナル音声合成辞書を作成したという。

■テックポイント・インク <6697>  1,611円  +90 円 (+5.9%)  本日終値

テックポイント・インク<6697>が8連騰。共同通信社が1日付で「国土交通省は1日、自動車後方の状況を確認できるバックカメラか、センサーの装備を自動車メーカーに義務付ける方針を明らかにした」と報じた。これを受けて、監視カメラや車載カメラ向け半導体の設計開発を主力とする同社に思惑的な買いが向かったようだ。また、カーナビゲーションやドライブレコーダーを手掛けるJVCケンウッド<6632>、テクノホライゾン<6629>なども高い。

■篠崎屋 <2926>  136円  +7 円 (+5.4%)  本日終値

篠崎屋<2926>が大幅高に買われた。1日の取引終了後、非開示だった21年9月期上期(20年10月~21年3月)の非連結業績予想を発表。売上高15億3700万円(前年同期比5.0%増)、経常利益5600万円(同2.5倍)に伸びる見通しとしており、これが好感された。顧客数は前年並みとなったものの、顧客単価が上昇したことが収益を押し上げた。上期は利益率の高い高付加価値商品を注力しつつ、お買い得感のある「生活応援企画商品」を強化することで顧客数の確保と売上高の拡大に取り組んだという。同時に、従来未定としていた上期配当を見送る方針とした。なお、通期予想は引き続き非開示としている。

■ブランドT <7067>  1,389円  +57 円 (+4.3%)  本日終値

ブランディングテクノロジー<7067>が3日ぶり反発。きょう朝方、住宅業界に特化したSNS運用支援などを手掛ける新大陸(静岡県浜松市)と業務提携すると発表しており、これが好感されたようだ。この提携では、中小・地方の建築・不動産・工務店へのデジタルマーケティングやSNSマーケティングの支援体制を強化していく。同社では、今後両社の保有する顧客ニーズの発掘や知見の共有を行い、新規顧客の開拓や両社の強みを生かした事業連携・営業強化を予定しているという。

■エフアンドエム <4771>  1,555円  +51 円 (+3.4%)  本日終値

エフアンドエム<4771>が4日ぶりに反発。1日の取引終了後、人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」の利用企業数が1万5000社を突破したと発表しており、これが好感された。1月に人事・労務で必要な機能だけを無駄なく選べるアラカルト型の啓発プロモーションをテレビCMや新聞広告などで行ったことが奏功し、新規契約企業数が飛躍的に伸び、この半年間で約5000社増加した。また、利用継続率も引き続き高い水準で推移しているという。

●ストップ高銘柄

幼児活動研究会 <2152>  1,304円  +300 円 (+29.9%) ストップ高   本日終値

サイジニア <6031>  1,674円  +300 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値

EAJ <6063>  1,694円  +300 円 (+21.5%) ストップ高   本日終値

Appier <4180>  2,300円  +400 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値

ベビーカレンダー <7363>  10,050円  +1,500 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

以上、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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