日立は堅調、日銀のCBDC実証実験で業務委託先に選定
日立製作所<6501>は全般軟調地合いのなかも堅調な値動き。前週に米IT企業のグローバルロジック買収による財務悪化懸念から大きく売られたこともあり、自律反発狙いの動きが出ているようだ。また、日本銀行が5日に公表した中央銀行デジタル通貨(CBDC)の第1段階の実証実験開始に関し、実験環境の構築作業などにおける業務委託先として同社が選定されたことが明らかになっており、これも株価の下支え要因になっているとみられる。
日銀による今回の実証実験では、システム的な実験環境の構築や、決済手段としてのCBDCの中核をなす発行、送金、還収などの基本機能に関する検証を行う。実施期間は2022年3月までの予定。