あなたの投資が社会を素敵にする、SDGsとESG投資

市況
2021年4月6日 19時13分

みなさん、こんにちは!フィスコマーケットレポーターの高井ひろえです。みなさんは、ビジネスパーソンが、襟元にカラフルな円形のバッジをつけているのをご覧になったことはありますか?最近、目にする機会がますます増えてきたと感じていますが、これは「SDGs」のバッヂなのです。投資とも深い関わりのあるテーマなので、今回お話していきます。

■SDGsとは?

「SDGs(エスディージーズ)」とは、国連サミットで採択された「Sustainable Development Goals」のこと。つまり、「持続可能な開発目標」を指します。2030年までに持続可能な世界を実現するため、環境・社会・経済の側面から捉えられる17のゴールと、それら17のゴールを169に細分化したターゲットをみんなで達成しようというものです。17のゴールの中には、具体的には「働きがいも経済成長も」などがあります。従業員を長時間労働させれば短期的には利益が拡大するかもれませんが、「ブラック企業」のレッテルを貼られることは企業の持続可能性を狭めてしまいます。他には、「陸の豊かさを守ろう」というゴールがあります。農業や畜産業のために森を焼き払ったり伐採することで利益は得られるものの、気候変動に繋がり、経済の発展以前に地球の未来が危うくなってしまいます。このように短期的な利益だけを求めるのではなく、「持続可能性」を考慮した上で、長期的にみんなで良い世界を作っていこうというのがSDGsです。

■世界的な潮流となっているESG投資

SDGsに関連してよく挙げられるのがESGです。ESGとは、「環境(Environment)」「社会(Social)」「ガバナンス(企業統治:Governance)」を指します。最近では、長期的な企業価値を高めるには、売上高や利益率などの定量的な視点だけではなく、ESGへの取り組みという視点が重要だという考えが広まっています。ESGに関心が集まるようになった背景には、SDGsが示すような「持続可能性」への注目が高まっていることが関係しています。そして、ESGを重視する企業に投資をする「ESG投資」が世界的な潮流となっています。

■私たちがESG投資でSDGsの達成に貢献するには

私たち個人ができるSDGsの達成に貢献するためのESG投資には、どのような方法があるのでしょうか。まずは、ESG評価が高い企業の株を購入することが挙げられます。様々な評価機関が企業のESG情報を収集し調査していますので、参考にしてみてください。次に、ESG関連の投資信託を購入することも挙げられます。個人では、ESG評価が高くかつ企業価値の向上が見込める銘柄を選ぶのは難しいかもしれません。また、買いたい株があっても最低購入額が予算をオーバーしてしまうかもしれません。その点、ESG評価が高い企業の株式を投資対象とした投資信託であれば、運用の専門家が銘柄を厳選していますし、株式投資よりも少額で始めることができます。手数料などは投資信託によって異なるので比較してから購入しましょう。

※本コラムは個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ

掲載元:SBI証券「知っトクおかねコミュニティ」 https://www.beach.jp/community/SBISEC/index

《HT》

提供:フィスコ

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