本日注目すべき【好決算】銘柄 ダイコー通産、ディップ、オートバクス (7日大引け後 発表分)

注目
2021年4月8日 7時01分

7日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ダイコー通産 <7673>   ★今期経常を28%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も8円増額

◆21年5月期第3四半期累計(20年6月-21年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比80.1%増の9.4億円に拡大して着地。GIGAスクール構想案件や防災行政無線案件を含む屋内通信設備案件を多数受注したことが寄与。

併せて、通期の同利益を従来予想の8.3億円→10.6億円に27.7%上方修正。増益率が10.7%増→41.4%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の37円→45円(前期は35円)に増額修正した。

ディップ <2379>   ★今期経常は44%増益へ

◆21年2月期の連結経常利益は前の期非連結比54.8%減の65億円で着地。続く22年2月期は前期比43.8%増の93.5億円(予想レンジ中値)に回復する見通しとなった。アルバイト求人を主力とする人材サービス事業は契約者数の拡大に注力し、下期に20年2月期並みの利益率水準に回復する想定。AI・RPA事業では人材サービス事業の営業人員による拡販を継続するとともに、商品ラインアップを拡充することで、売上高が大幅に増加する見込みだ。

買取王国 <3181> [JQ]  ★前期経常を一転18%増益に上方修正

◆21年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億2300万円→1億4500万円(前の期は1億2300万円)に17.9%上方修正し、一転して17.9%増益見通しとなった。コロナ禍の影響で主力のファッション関連商材が不調だったものの、店舗運営費用などが想定を下回ったことで採算は大きく改善した。

併せて、従来未定としていた期末一括配当は6円(前の期は5円)実施する方針とした。

リソー教育 <4714>   ★今期経常は2.1倍増益へ

◆21年2月期の連結経常利益は前の期比56.6%減の11.9億円に落ち込んだものの、続く22年2月期は前期比2.1倍の25億円にV字回復する見通しとなった。今期は積極的な新校展開で生徒数が増加するほか、TOMASや伸芽会での授業料改定も業績改善に貢献する。

同時に、前期の年間配当を8~9円→9.5円に増額し、今期の年間配当は未定とした。

併せて、24年2月期に経常利益37億円を目指す中期経営計画を発表。

三光合成 <7888>   ★6-2月期(3Q累計)経常は6.4倍増益・通期計画を超過、配当3円増額

◆21年5月期第3四半期累計(20年6月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比6.4倍の15.7億円に急拡大して着地。欧州向けを中心に金型の販売が大きく伸びたことが寄与。人件費の抑制や経費削減を進めたことも利益拡大につながった。

通期計画の15億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の8円→11円(前期は9円)に大幅増額修正した。

オートバクス <9832>   ★前期経常を26%上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の81億円→102億円に25.9%上方修正。増益率が0.5%増→26.6%増に拡大する見通しとなった。コロナ禍での車の利用頻度向上によるメンテナンス用品や寒波による冬季用品などの需要を取り込んだ。売上高総利益率の改善に加え、販管費の削減も上振れに貢献した。

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