黒田精の上値追い鮮烈、EV用モーターや半導体製造装置向けねじが収益回復後押し
黒田精工<7726>の上値追い鮮烈。実質新年度入り相場となった3月30日以降、売り物を吸収し強力な上昇波を形成中だ。ここ売買代金はそれほど増加傾向を示しているわけではないが、22年3月期の業績回復期待を背景に継続的な実需買いが観測されている。精密金型や直動関連機器などを手掛け、電気自動車(EV)向けなどを含めた車載用モーター分野で実績が高いほか、同社が製造するボールねじが半導体製造装置向けに引き合い旺盛となっている。バイデン米政権が半導体サプライチェーン強化に乗り出す構えをみせるなか、商機が一段と高まるとの思惑が株高を後押ししている。