ANAPが大幅続落、21年8月期業績予想を一転営業赤字に下方修正し無配転落へ
ANAP<3189>が大幅続落している。12日の取引終了後、21年8月期の連結業績予想について、売上高を67億100万円から57億9200万円(前期比2.3%増)へ、営業損益を9300万円の黒字から3億4600万円の赤字(前期3億2900万円の赤字)へ、最終損益を8100万円の黒字から4億1000万円の赤字(同3億7100万円の赤字)へ下方修正して、営業黒字予想から一転して赤字予想とし、あわせて期末一括配当予想を4円から無配としたことが嫌気されている。
新型コロナウイルス感染症拡大による再度の緊急事態宣言の影響を受け、主に店舗販売事業で来客数が大幅に落ち込んでいることに加えて、ファッションECサイトのサービス競争激化の影響や、外出自粛による冬物需要減退の影響などが要因としている。
なお、同時に発表した第2四半期累計(20年9月~21年2月)決算は、売上高26億3200万円(前年同期比10.8%減)、営業損益2億7900万円の赤字(前年同期1億8700万円の赤字)、最終損益3億3900万円の赤字(同3億600万円の赤字)だった。