トヨタ、ホンダなど自動車株が堅調、きょう取引開始後にドル高・円安が急速に進む
トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が堅調な動きをみせている。きょう朝方取引開始後に、外国為替市場でドルが買われる流れになり、1ドル=109円台後半まで急速にドル高・円安が進んだ。これを横目に為替感応度の高い自動車株セクターは輸出採算改善の思惑を背景に買いが優勢となっている。トヨタ、ホンダともに21年3月期の想定為替レートは1ドル=105円台で実勢とは4円以上の開きがある。22年3月期は足もとでは半導体不足による自動車の生産調整を強いられる格好となっているが、中国などをはじめ世界の新車販売需要は旺盛で、売上高、利益ともに大きく伸びることが予想されている。これに為替の円安メリットの思惑も加わることで、自動車株の上値期待も膨らんでいる。