大和ハウスの21年3月期業績及び配当は計画上振れで着地
大和ハウス工業<1925>がこの日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について売上高が4兆円から4兆1000億円(前の期比6.4%減)へ、営業利益が2580億円から3450億円(同9.5%減)へ、純利益が1300億円から1820億円(同22.1%減)へ上振れて着地したようだと発表した。
新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴うGoToキャンペーンの停止などによりホテルなど一部事業では売上高の減少が見込まれるものの、既受注の請負工事の施工と投資不動産の売却が順調に進捗したことが売上高を押し上げた。また、景気対策への財政支出や緩和的な金融政策の継続により年金資産の運用環境が改善したことに伴い、年金資産の運用益約420億円を追加で織り込んだことなども利益上振れに寄与した。
なお、60円を予定していた期末配当を66円に引き上げたとあわせて発表した。年間配当は116円(前の期115円)となる。