話題株ピックアップ【昼刊】:HIOKI、トリドール、日本光電

注目
2021年4月16日 11時40分

■HIOKI <6866>  5,150円  +700 円 (+15.7%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

HIOKI<6866>がストップ高の5150円に買われ年初来高値を更新している。15日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で、売上高69億4900万円(前年同期比19.2%増)、営業利益13億9700万円(同78.6%増)、純利益10億7800万円(同86.6%増)と大幅増益となったことが好感されている。主要顧客である自動車及び電子部品業界で設備投資の回復が進みバッテリー、モーター、5G関連の計測器需要が高まったことに加えて、在宅勤務やWeb会議が普及したことでデータセンターの投資が進み、保守管理用計測器の需要も増加した。なお、21年12月期通期業績予想は、売上高239億円(前期比10.3%増)、営業利益30億円(同21.5%増)、純利益23億2000万円(同12.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■フルヤ金属 <7826>  8,020円  +840 円 (+11.7%)  11:30現在

フルヤ金属<7826>が急伸、年初来高値を更新している。15日の取引終了後、21年6月期の連結業績予想について、売上高を233億円から320億円(前期比40.2%増)へ、営業利益を45億円から79億5000万円(同2.2倍)へ、純利益を29億円から50億4000万円(同98.9%増)へ上方修正したことが好感されている。20年11月から一部貴金属価格が想定を大きく上回り推移していることに加えて、単結晶育成ルツボをはじめとするイリジウム製品や有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物などの受注が好調に推移していることなどが要因としている。

■ブロンコビリー <3091>  2,562円  +192 円 (+8.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位

ブロンコビリー<3091>が急動意、2400円台前半を横に走る25日移動平均線を上回りトレンド転換を印象づけている。同社は炭焼きステーキを提供する郊外型レストランをチェーン展開する。15日取引終了後、非開示だった21年12月期の業績予想を発表した。新型コロナウイルスのワクチン普及などを背景に下期にかけて回復色が強まり、営業利益は前期比4倍となる6億5000万円を予想。また未定だった年間配当は前期実績比6円増配となる16円を計画しており、これを評価する投資資金が流入した。

■トリドール <3397>  1,690円  +65 円 (+4.0%)  11:30現在

トリドールホールディングス<3397>が続伸している。午前9時40分ごろ、孫会社にあたる香港のタムジャイ・インターナショナル(TJI)が、香港証券取引所メインボードへ上場申請したと発表しており、これが好材料視されている。TJIは、18年1月にグループ会社となった香港、中国本土及びシンガポールで米線(米の麺)料理を提供するレストランチェーン。業績への影響は、現在申請の精査中であるため、業績へ重要な影響を与える事象が生じた場合、明らかにするとしている。

■日本光電 <6849>  3,345円  +90 円 (+2.8%)  11:30現在

日本光電<6849>が反発している。15日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について、売上高が1905億円から1990億円(前の期比7.6%増)へ、営業利益が200億円から265億円(同70.9%増)へ、純利益が118億円から175億円(同77.6%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。20年11月以降の新型コロナウイルス感染拡大の第3波により、補正予算を背景とした感染症患者受け入れのための医療提供体制の整備が年度末にかけて進められたことにより、生体情報モニタや人工呼吸器の売り上げが想定を大幅に上回って推移したことが要因。また、為替差損が為替差益に転じたことも寄与した。

■ビー・エム・エル <4694>  3,740円  +85 円 (+2.3%)  11:30現在

ビー・エム・エル<4694>が反発している。15日の取引終了後、新型コロナウイルスPCR検査の検査能力を増強したと発表しており、これが好感されている。20年12月時点では1日に2万900件の検査能力だったが、順次増強に取り組み、4月15日時点では1日に3万件を超える検査の受託体制を構築したとしている。

■eBASE <3835>  1,007円  +21 円 (+2.1%)  11:30現在

eBASE<3835>は反発している。15日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について、売上高が41億5000万円から43億200万円(前の期比3.1%減)へ、営業利益が10億7000万円から12億1000万円(同6.3%減)へ、純利益が7億5000万円から8億6900万円(同3.9%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。主力のeBASE事業で、巣ごもり需要により活況となった食品業界での新規大型案件の受注や大手ホームセンターで受注が順調に推移し売上高・利益を押し上げた。

■大和ハウス工業 <1925>  3,392円  +62 円 (+1.9%)  11:30現在

大和ハウス工業<1925>はしっかり。15日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について売上高が4兆円から4兆1000億円(前の期比6.4%減)へ、営業利益が2580億円から3450億円(同9.5%減)へ、純利益が1300億円から1820億円(同22.1%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴うGoToキャンペーンの停止などによりホテルなど一部事業では売上高の減少が見込まれるものの、既受注の請負工事の施工と投資不動産の売却が順調に進捗したことが売上高を押し上げた。また、景気対策への財政支出や緩和的な金融政策の継続により年金資産の運用環境が改善したことに伴い、年金資産の運用益約420億円を追加で織り込んだことなども利益上振れに寄与した。なお、60円を予定していた期末配当を66円に引き上げたとあわせて発表した。年間配当は116円(前の期115円)となる。

■TOA <6809>  907円  +15 円 (+1.7%)  11:30現在

TOA<6809>が続伸している。15日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について、営業利益が18億円から22億5000万円(同35.1%減)へ、純利益が11億円から16億円(同22.5%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。日本国内における販売が想定を上回った一方、鉄道車両向け売り上げが減少したことから、売上高は405億円(同10.1%減)の従来予想を据え置いたものの、国内の売上高増加や鉄道車両向け売り上げの収益が改善したことが利益押し上げに寄与した。

■EduLab <4427>  7,890円  +120 円 (+1.5%)  11:30現在

EduLab<4427>が反発している。15日の取引終了後、総合学習支援の窓口プラットフォーム「スタギア」を5月にサービス開始すると発表。それに伴いティザーサイトを15日に公開しており、これが好感されている。「スタギア」は、「受験」「学習」「情報」の3つの窓口サービスを柱に、それらが相互に連携することで学習者の進学の可能性を最大限に広げるラットフォーム。また、人工知能(AI)の活用により、それぞれの学習者に適した学習サービスや入試関連情報などをリコメンドすることで、より多くの学習者に安価で質の高い学習機会を提供することを目指すとしている。なお、「情報の窓口」の一つとして、大学情報・入試に関するメディア「スタギア大学受験」(β版)を22日から提供するとあわせて発表している。

■エアトリ <6191>  2,267円  +19 円 (+0.9%)  11:30現在

エアトリ<6191>が高い。同社は国内線航空券を中心とする予約サイトの運営を主力としており、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けながらも足もとの業績は急改善している。15日取引終了後に21年9月期業績予想の修正を発表、営業損益は従来予想の10億円の黒字から13億円の黒字(前期は89億9400万円の赤字)に増額した。コスト削減努力が実を結んでいるほか、旅行事業を始めとする既存事業が好調を継続していることが背景。期中4度目の上方修正ということもあり、これを材料視する形で物色人気が集中した。

■東京エレクトロン <8035>  49,300円  +360 円 (+0.7%)  11:30現在

東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が買い優勢。前日の米国株市場では、画像処理半導体大手のエヌビディアが大幅高に買われたのをはじめ半導体セクターが総じて強い動きとなり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5営業日ぶりに反発に転じた。東京市場でもこの流れに追随する格好となっている。ただ、東エレクやアドバンテストなど前日の下げ幅の半分に満たない戻りにとどまっており、上値では戻り売り圧力が意識されている。

■AmidAH <7671>  1,509円  +300 円 (+24.8%) ストップ高買い気配   11:30現在

AmidAホールディングス<7671>がストップ高の1509円水準でカイ気配となっている。15日の取引終了後、21年6月期の連結業績予想について、売上高を29億2800万円から31億7100万円(前期比9.5%増)へ、営業利益を2億5300万円から4億円(同41.3%増)へ、純利益を1億5700万円から2億6500万円(同6.4%増)へ上方修正したことが好感され買いが集中している。主要キーワード(印鑑、はんこなど)の検索順位が安定したことや、新型コロナウイルス感染症の影響による購入行動の変化や巣ごもり消費などで、グループECサイトへの流入数が増加し、閑散期の需要が拡大したことが売上高を押し上げた。また、広告運用及び販促費の見直しを行ったことや人件費比率が減少する見込みとなったこと、キャッシュレス還元事業による補助金収入が予想より増加したことなども寄与した。あわせて従来は無配を予定していた配当予想について、初の配当となる37円を実施すると発表。更に6月30日を基準日として、1株を2株に株式分割するとしたことも好材料視されている。

■エスユーエス <6554>  525円  +74 円 (+16.4%) 一時ストップ高   11:30現在

15日に業績修正を発表。「上期経常を一転10%増益に上方修正」が好感された。

エスユーエス <6554> [東証M] が4月15日大引け後(17:00)に業績修正を発表。21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結経常利益を従来予想の3億円→3.7億円(前年同期は3.4億円)に25.0%上方修正し、一転して10.3%増益見通しとなった。

⇒⇒エスユーエスの詳しい業績推移表を見る

■アエリア <3758>  682円  +68 円 (+11.1%)  11:30現在

アエリア<3758>が反発している。15日の取引終了後、子会社リベル・エンタテインメントの男性向けオリジナルゲーム「蒼焔の艦隊 (そうえんのかんたい)」が150万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これが好感されている。「蒼焔の艦隊」は、第2次世界大戦下を舞台に、プレイヤーが「蒼焔艦隊」の総司令官として、所属不明の「影の艦隊」と戦うというストーリー。17年9月に配信を開始し、リアルな海戦が楽しめることからDL数を伸ばしている。

●ストップ高銘柄

AmidAH <7671>  1,509円  +300 円 (+24.8%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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