助川電気が一時16%高、「JT-60SAダイバータカセットの制作」を受注
助川電気工業<7711>が急騰し一時、前週末比130円(16.0%)高の943円に買われている。同社は16日、量子科学技術研究開発機構から「JT-60SAダイバータカセットの制作」を受注したと発表しており、これが好材料視されている。
ダイバータ(ダイバータカセット)は、核融合反応で生じたヘリウムや不純物を排気してプラズマの純度を保持するとともに、プラズマからの高い熱を受け止める機器。今回の受注は、核融合エネルギーの早期実現のために、国際熱核融合実験炉(ITER)計画と並行して日本と欧州が共同で実施するプロジェクト「JT-60SA計画」におけるダイバータを組み立てるもので、受注金額は3億7620万円という。