黒谷は新値街道まい進で4ケタ大台乗せ、EV普及にらみレアメタルリサイクルに期待
黒谷<3168>は地合い悪のなか連日の上値追いで新高値圏をまい進、きょうはフシ目の4ケタ大台を回復する場面があった。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景にその基幹部品であるリチウムイオン電池需要の拡大が続いており、需給が逼迫する状況にある。このリチウムイオン電池の原料にレアメタルが使われるが、その確保には国家を挙げての対応が求められる状況にある。そのなか同社はレアメタルリサイクル技術の確立に向け研究を進めており、その有力関連株としての位置づけで投資資金が攻勢をかけている。足もとの業績も改善色が強く、銅価格の上昇を背景に21年8月期の営業利益予想を従来見通しの4億3800万円から20億7200万円(前期比3.2倍)に大幅増額しており、これは17年8月期以来4年ぶりの水準となる。